古典力学 · 第1回 · 動画6 · インタラクティブ教材
| 量 | 次元式 | 備考 |
|---|---|---|
| 速度 | 距離 / 時間 | |
| 力 | 質量 × 加速度 | |
| 仕事 / エネルギー / トルク(力のモーメント) | 共通の「指紋」 | |
| 仕事率 | エネルギー / 時間 |
ポイント:組立量はすべて、、、 のべき乗の積です。次元が同じであることは関係があるというしるしですが、同じものだとは限りません。
、、 をどのべき乗で組み合わせるとエネルギーの指紋になり、それを共有する量はどれでしょうか?
💡 チャレンジ:エネルギーの指紋 から の指数をもう1つ下げて にしてみましょう。これが仕事率の次元です。
それぞれの量は、基本次元を1つずつ加えながら、一つ前の量から次元を受け継ぎます。
定数の次元は、その定数を含む法則によって決まります。定数について解き、次元を代入し、整理します。
💡 定数の数値は単位系によって変わりますが、次元式は決して変わりません。
問1
速度は距離を時間で割ったものです。速度の次元式はどれですか?
✅ 正解です!距離 (L) ÷ 時間 (T) で L · T⁻¹ になります。
❌ 惜しい!時間で割ると T の指数は負になります。また、質量は関係しません。
解答:
速度は距離 ÷ 時間です。
時間で割るということは、 の指数が負になるということです。質量は関係しないので、 は現れません。
問2
運動エネルギーは です。よくある間違いは、速度の項が2乗されていることを忘れることです。運動エネルギーの正しい次元式はどれですか?
✅ 正解です!速度を2乗すると L² · T⁻² になり、質量をかけると M · L² · T⁻² です。
❌ 惜しい!それは力の次元です。速度を2乗し忘れています。
❌ 惜しい!速度は2乗されるので、L と T の指数がどちらも2倍になることを思い出しましょう。
解答:
係数 は単なる数で、次元をもちません。したがって、
速度を2乗すると、L と T の両方の指数が2倍になります。これは仕事やトルクと共通の「指紋」です。
問3
ニュートンの万有引力の法則は です。これを について解くと となります。
を使うと、 の次元式はどれですか?
✅ 正解です!分母の2つの質量から M⁻¹ が残り、L¹·L² = L³ となります。
❌ 惜しい!質量に注意しましょう。力の M¹ を m₁m₂ (= M²) で割ると、M¹ ではなく M⁻¹ になります。
❌ 惜しい!(力の)L¹ と(r² の)L² をまとめて L³ とし、質量の指数を注意深く追いましょう。
解答:
に次元を代入します。
L の指数をまとめると 、質量の指数は です。
問4
仕事とトルクは、どちらも次元式 をもちます。
正しいか誤りか:次元が同じなので、仕事とトルクは物理的に同じ量である。
✅ 正解です!次元が同じ ≠ 同じもの。仕事は内積で、トルクは外積です。
❌ 惜しい!次元が同じことは関係があることを示しますが、仕事とトルクは本当に異なる量です。
解答:
誤り。次元が同じであることは関係があるというしるしで、同じものであるという意味ではありません。
両者はまったく同じ次元の指紋 をもちますが、根本的に異なる物理量です。次元が一致することは構造についての手がかりであって、2つのものが同じだという意味ではありません。
正解数:0 / 4