古典力学 · 第10回 · 動画3 · インタラクティブ教材
| 公式 | 名称 | 必要な量 |
|---|---|---|
| 運動方程式(二次抵抗) | 質量 、抗力定数 | |
| 抗力定数 | 形 、断面積 、密度 | |
| 速度(逆数型の減衰) | 初速 、時定数 | |
| 時定数 | , , |
ポイント: 力の法則が減衰の法則を決めます。抗力の中の速度を2乗にすると、指数関数的減衰は、よりゆっくりで長く尾を引く の逆数型の裾に変わります。
時定数 には質量が入っています。重い物体では、減衰の形はどう変わるでしょうか?
はじめのうち、2つの減衰の法則はそっくりに見えます。裾の部分では、どこで分かれていくのでしょうか?
💡 では、逆数型の法則は に近づき、 のべき乗則の裾になります。一方、指数関数 は、そのころにはもう消えてしまうほど小さくなっています。
計算する前に考えてみましょう。裾にあたる s では、速さはどれだけ残っているでしょうか?
問1 · 解に値を代入する
条件: 二次抵抗から が得られ、 m/s、 s です。 s での を求めてください。
逆数型の解に s、 s を代入します:
ちょうど時定数1つ分の時刻で、速さは まで下がっています。(指数関数なら m/s となり、もっと急に落ち込みます。)
問2 · 質量は打ち消されるか?
条件: 2つの物体を、同じ で同じ流体(同じ )の中へ打ち出します。物体 A の質量は物体 B の2倍です。よりゆるやかに減速するのはどちらですか?
時定数は です。 と が一定なら、 は質量に比例します:
は が大きいほどゆっくり減衰するので、重いほうの物体 A がよりゆるやかに減速します。物理的には、同じ速さなら両者が受ける抗力は同じですが、A のほうが慣性が大きいので、減速されにくいのです。
問3 · 定数から時刻を求める
条件: kg、 kg/m、 m/s で、速さは のように減衰します。 を求め、次に m/s となる時刻を求めてください。
時定数 はいくらですか?
m/s となるのはいつですか?
ステップ1 — 時定数:
ステップ2 — m/s となる時刻を求める:
(指数関数なら s で m/s に達します。減衰が速いので、もっと早く到達するのです。)
問4 · 裾の形
条件: です。 の十分あとの時刻では、速さはどのように減っていきますか?
では、定数項は に比べてごく小さくなります:
速度は のべき乗則で減衰します。ゼロに近づきますが、低速での線形抵抗の指数関数 よりずっとゆっくりです。この長く続く のふるまいが「逆数型の裾」です。
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