古典力学 · 第12回 · 動画2 · インタラクティブ教材
| 公式 | 名称 | 必要なもの |
|---|---|---|
| 番目のメンバーにはたらく力(境界で分ける) | 選んだ系の境界 | |
| 第三法則で内力の和が消える | 相手どうしが両方とも境界の内側にあること | |
| 系に対するニュートンの第二法則 | 境界を横切るすべての力 | |
| 系に加わる力積 | 外力の時間変化 |
ポイント: 「外力」か「内力」かは、力そのものの性質ではありません。あなたが引いた境界の性質です。どちらの場合も、ばねはまったく同じ で台車を引いています。その第三法則の相手を境界の内側に取り込むと、その力は の勘定に入らなくなるだけです。
境界を動かしても物理的には何も変わりません。変わるのは、勘定に入る力の一覧です。
💡 すべてを囲むと、外から力をおよぼすのは地球と床だけになります。「孤立系の運動量は一定である」という主張が、力についてではなく境界についての主張であるのはこのためです。
個の粒子では、内力が の表の対角線以外のマスを埋め、どのマスにも鏡に映したような相方があります。
2台の台車が押し合い、そこへ外から1つの力がはたらきます。合計を曲げるのはどちらでしょうか?
問1 · 境界を横切る力を数える
条件: 斜面上の台車が、ばねによって斜面の上向きに引かれています。ばねのもう一方の端はセンサーに固定されています。系は台車だけです。この系にはたらく外力の数と、 を求めてください。
ステップ1 — 台車の相互作用を挙げる。 台車が触れている、または引かれている相手はちょうど3つです。ばね、地球、斜面です。
ステップ2 — それぞれの相手の位置を確かめる。 境界は台車だけを囲んでいるので、3つの相手はすべて外界にあります。したがって、それらが台車におよぼす力はどれも境界を横切ります。
ステップ3 — 反作用が一覧に入らない理由。 これらの力にはそれぞれ第三法則の相手( など)がありますが、それらは系の外側の物体にはたらきます。対が の中で打ち消し合うのは、2つの力がどちらも系のメンバーにはたらくときだけなので、物体が1つだけの系では打ち消し合いは起こりえません。
、 なので、これはふつうの自由物体図の式そのものです。系の言葉を使っても、まだ物理は何も変わっていません。
問2 · 境界を広げる
条件: 同じ設定ですが、今度は境界を台車とばねを囲むように引き直します。ばねの上端は、斜面の上端に固定されたセンサーにつながっています。 を表す正しい式を求めてください。
ステップ1 — ばねと台車の相互作用は内力になる。 その2つの力はどちらも系のメンバーにはたらき、第三法則により
なので、この相互作用は に何も寄与しません。消えたわけではありません。台車は今もこの力を感じ、系の内部で運動量を配り直しています。ただ、合計を変えることはできないのです。
ステップ2 — 残る外側の相手。 地球と斜面は今も外側にあり、台車に力をおよぼしています。ばねを囲んだことで新しい境目が現れます。外側にあるセンサーが、ばねの上端を引くのです。したがって
ステップ3 — 帳簿のつけ方の規則。 ある力が に入るのは、それが系のメンバーにはたらき、その第三法則の相手がメンバーでないものにはたらくときに限ります。境界を広げると、取り込んだ対は必ず消え、新しい境目での相互作用が外力として加わります。
問3 · 内部のやりとりと合計
条件: 摩擦のない水平なレールの上にブロック ()と ()があり、そのあいだに縮んだばねがはさまっています。 方向の の一定の外力が に のあいだはたらき、そのあいだに の運動量は 増えます。系を、 とばねとして、 と を求めてください。
の 成分はいくらですか?
の 成分はいくらですか?
ステップ1 — 力を仕分ける。 ばねの2つの力はどちらも系のメンバーにはたらくので内力で、和は です。重力とレールからの垂直抗力は外力ですが、鉛直方向で打ち消し合います。水平方向に境界を横切るのは、加えられた だけです。
ステップ2 — 系について積分する。
どちらの質量も出てこないことに注目しましょう。合計は外部からの力積だけで決まります。
ステップ3 — 合計を分ける。 定義により なので
ステップ4 — 物理として読む。 ばねは を の力積で前向きに押し、 を で後ろ向きに押しました。大きさが等しく向きが反対なので、合計ではちょうど打ち消し合います。内力は系の内部で運動量を自由に動かせますが、運動量を加えることは決してできません。
問4 · 応用 — 1つの力、2つの境界
条件: 地表付近で、 のボールが のあいだ自由落下します(、空気の影響は無視)。2通りの系の選び方について、 を求めてください。
系 = ボールだけ
系 = ボールと地球
境界1 — ボールだけ。 重力の相手 は、外側にある地球にはたらきます。したがって重力は外力です。
向きは下向きです。ボールは、 が予言するとおりに速くなります。
境界2 — ボールと地球。 今度は、重力の対の両方が内側にあります。
2つの答えの折り合い。 2つの答えは矛盾しません。 が表す和が違うからです。2つめの場合は地球も運動量を得ます。上向きに 、速さにしておよそ で、ボールが得た分をちょうど打ち消します。
2つの計算のあいだで、物理的には何も変わっていません。変わったのは引いた線だけで、それにともなって、数えなければならない力が変わったのです。
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