古典力学 · 第19回 · 動画3 · インタラクティブ教材
| 公式 | 名称 | わかること |
|---|---|---|
| 質量中心(重心)の速度 | 全運動量を全質量で割ったもの。衝突によって変わらない | |
| 重心系での弾性衝突 | 速さはそのままで、どちらも向きが反転する(プライムは を表す) | |
| 弾性衝突の実験室系での結果 | 反転させてから を足し戻したもの。もう一台は を入れ替える | |
| 完全非弾性衝突(標的は静止) | 静止していた質量の割合が、失われるエネルギーの割合になる |
ポイント: どんな一次元の衝突も、三つの手順で片づきます。 を引き、全運動量が 0 の座標系で衝突させ、 を足し戻すのです。弾性衝突なら二つの速度がどちらも反転します。くっつく衝突では相対速度が 0 になり、ちょうど が失われます()。一方、質量中心の運動エネルギー はそっくり残ります。
全運動量を 0 に固定すると、運動エネルギーを変えない最終速度の組は二つしかありません。
一本の速度軸の上で三つの手順を踏みます。運動量が 0 の座標系へずらし、0 をはさんで反転し、ずらし戻します。
台車どうしがくっつくと、相対運動の運動エネルギーは失われ、質量中心の運動エネルギーは残ります。
💡 同じ二台を弾性的にはね返らせると、収支は何も失われずに閉じます。重心系での反転が相対運動の運動エネルギーを1ジュール残らず返すので、質量比がどんな値でも です。
問1 · 静止した標的との弾性衝突
条件: 質量 の台車1が 向きに速さ で進み、静止している質量 の台車2にぶつかります。衝突は弾性衝突です。 を求めてください。
実験室系の公式。 なので、第2項は消えます:
質量中心を経由しても同じ答えになります。
反転させてから、 を足し戻します:
確認。台車2は で離れるので、運動量は ✓、運動エネルギーは ✓ です。
問2 · 重心系へ移る
条件: kg、 m/s の台車が、 kg、 m/s の台車と出会います。 を求め、次に を求めてください。
はいくらですか?
はいくらですか?
質量中心の速度。
その座標系での台車1。
簡潔な形を使っても同じ結果になります:
座標系の確認。 m/s で、
問3 · 両方が動いている正面衝突
条件: kg、 m/s の台車が、 kg、 m/s の台車と弾性衝突します。実験室系での二つの最終速度を求めてください。
はいくらですか?
はいくらですか?
ステップ1 — 質量中心の速度。
ステップ2 — それを引く。
この座標系での運動量: ✓
ステップ3 — 反転する。 m/s、 m/s です。
ステップ4 — を足し戻す。
確認。衝突前の運動量 、衝突後 ✓。衝突前の運動エネルギー J、衝突後 J ✓。相対速度は m/s から m/s へと、あるべきとおりに反転しています。
問4 · 損失から逆にたどる
条件: 質量 、速さ の台車1が静止している台車2にぶつかり、二台はくっつきます。この衝突で運動エネルギーの 80% が失われます。質量比と、一体になった二台の速さを求めてください。
はいくらですか?
一体になった二台の最終的な速さはいくらですか?
ステップ1 — 損失の式を逆に解く。標的が静止しているとき、
ステップ2 — 運動量から速さを求める。
エネルギーを直接確かめる。
したがって 80% が失われています ✓。失われたエネルギーはちょうど で、 です。残った 20% は質量中心の運動エネルギー です。 だからです。
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