古典力学 · 第19回 · 動画7 · インタラクティブ教材
| 公式 | 名称 | 必要なもの |
|---|---|---|
| 座標系の相対速度を足し戻す | 回転した重心系での速度と | |
| 実験室系での散乱角 | と質量比 | |
| 実験室系での終わりの速さ | 、質量、 | |
| 失われる の割合 | と質量 |
ポイント: 全運動量がゼロで、エネルギーが保存されることから、 と が決まります。ですから弾性衝突は、相対速度を だけ回転させる純粋な回転で、1次元での反転は の場合にあたります。同じ三角形を逆向きにたどれば、検出器の測定値から重心系での散乱角が得られます。 です。
衝突は を回転させるだけです。 を足し戻すと、矢印が前へ倒れて実験室系での角度になります。
二つの成分をとって一回割り算をすると、未知の が消えて質量比だけが残ります。
💡 教科書の誤植: 教科書にはこの変換が と印刷されています。終わりの角度なのに がつき、座標系の相対速度を足さずに引き、質量比で割ったあとなのに分子に余分な が残っています。正しい形は上の三角形から得られます。
一回の弾性衝突で、静止した標的に のうちどれだけを渡せるでしょうか?
問1 · 重心系での速さ
条件: m/s で動く kg の粒子が、静止している kg の粒子と弾性衝突して散乱されます。衝突後の重心系での粒子1の速さ と、重心の速さ を求めてください。
この座標系の速さは
なので、粒子1はこの座標系に m/s で入ってきます。これは次の式とも一致します。
全運動量がゼロで運動エネルギーが保存されることから となるので、
衝突が変えるのは向きだけです。
問2 · 実験室系での角度(符号の落とし穴)
条件: 同じ組( kg、静止した kg、 m/s)が だけ散乱されます。実験室系での散乱角 を求めてください。
m/s、 m/s なので、 の成分は次のとおりです。
割り算をすると が消えます。
一般の形は、重心系での二つの速さを代入して で割ると得られます。
二つの方法の結果は一致し、前向きの速度を足したときに必要なとおり となっています。
問3 · 終わりの速さと失われるエネルギー
条件: 引き続き kg、静止した kg、 m/s、 とします。実験室系での終わりの速さ と、粒子1の運動エネルギーの変化の割合を求めてください。
実験室系での終わりの速さはいくらですか?
はどれだけの割合で変化しますか?
ステップ1 — 終わりの速さ。 三角形の式について、自分自身との内積をとります。
三角形とも一致します: ✓
ステップ2 — エネルギー。 なので、
一般の式でも同じ結果になります。
コサインは1を超えないので、この割合が正になることはありません。粒子1が失った分は、標的が得た分です。
問4 · 変換を逆向きにたどる
条件: 同じ組( m/s)について、検出器が と m/s を測定しました。この結果を生んだ重心系での散乱角 を求めてください。
入射方向の式で を左辺に移し、垂直な方向の式はそのままにします。
今度は、割り算をすると が消えます。
、、 を代入すると、
、、、 のどれか一つを決めると残りの三つが決まるので、この式に必要な組は測定1回分の情報にあたります。
正解数:0 / 4