古典力学 · 第20回 · 動画1 · インタラクティブ教材
| 公式 | 名称 | 意味 |
|---|---|---|
| 剛体 | どの二点間の距離も時間とともに変わらない | |
| 回転軸からの垂直距離 | 要素 が描く円の半径 | |
| 角速度 | 物体全体でただ一つのベクトルで、軸に沿う | |
| 角加速度 | は同じ の二階微分 |
ポイント: 剛体ではどの二点間の距離も変わらないので、ある要素がほかの要素より角度を稼ぐことはできません。ただ一つの とただ一つの が物体全体を記述し、質量要素どうしを区別するのは半径 だけです。
要素が描く円の半径は、中心からの距離ではなく、回転軸からの垂直距離です。
2つの要素が異なる角速度で回れば、そのあいだの距離が変わってしまいます。剛体ではそれは許されません。
💡 同じ議論で、物体の もただ一つに決まります。角加速度が異なれば、次の瞬間には角速度が異なってしまうからです。
モーターが生む は の傾きで、ディスクが回るにつれて角度 が積み重なります。
問1 · 要素が描く円の半径
条件: 剛体が固定された 軸のまわりに回転しています。ある質量要素は にあります。この要素が描く円の半径 を求めてください。
要素は 軸のまわりの円の上を動くので、その半径は軸からの垂直距離です。
座標が入っていないのは意図どおりです。 と が同じ物体の点は、高さがいくらであっても、同じ半径 の円を描きます。
比べると、原点からの距離は です。これは固定軸のまわりの回転では何の役割も果たさない長さです。
問2 · 一つの物体に一つの角速度
条件: 剛体が固定軸のまわりに回っています。 にある要素 は、この瞬間 です。要素 は にあります。同じ瞬間の要素 の を求めてください。
2つの角速度が異なると仮定します。どの瞬間にも速いほうの要素が遅いほうより角度を稼ぐので、二つのあいだの角度の差が変わり、それとともに二つを結ぶ直線距離も変わります。
これは剛体の定義、つまりどの二点のあいだの距離も時間とともに変わらないということに反します。したがって
であり、同じ議論で物体全体の もただ一つに決まります。半径 と は入ってきません。半径が区別するのは要素の円であって、角速度ではありません。
問3 · 角度から2つの導関数へ
条件: ディスクが静止状態から回りはじめ、モーターが駆動しているあいだ、その角度は (単位は 、 の単位は )にしたがいます。 での と、この段階での を求めてください。
での はいくらですか?
この段階での はいくらですか?
ステップ1 — 角速度は同じ の一階微分:
ステップ2 — 角加速度は二階微分:
したがってその瞬間、、 で、どちらもディスクのすべての要素を一度に記述します。
検算: は角度(約 回転)であって、変化の割合ではありません。
問4 · 軸に沿った2つのベクトル
条件: はずみ車が固定された 軸のまわりに (単位は )で回っています。 は のまわりに右手の向きに測ります。 での2つのベクトルを求めてください。
での はどれですか?
での はどれですか?
ステップ1 — 1回微分する:
ステップ2 — もう一度微分する:
ステップ3 — 向きをつける。 どちらのベクトルも軸に沿っていて、 成分の符号が向きを決めます。
を右手の向きに測るので、 なら は の向きです。右手の指を が増える向きに曲げると、親指がその向きを指します。ここでは なので、 は の向き、つまり と反対向きです。
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