古典力学 · 第21回 · 動画2 · インタラクティブ教材
| 公式 | 名称 | 必要なもの |
|---|---|---|
| (ただし 、、、) | 成分で求めるトルク | 右手系の単位ベクトル。 は から の作用点へ向かう |
| 空間内の力 | 。 に沿った成分 は消える | |
| 傾いたてこ | は水平から上向きに測る。モーメントアームは 。 は時計回り | |
| , , | つま先立ちの足首 | は右向き、 は上向き、 は画面の手前向き。 は そのものにはたらく |
ポイント: トルクを生むのは、 のうち に垂直な部分だけです。わからない力の作用線上に基準点を置けば、その力は計算から消えます。足が静止していれば足首のまわりの二つのトルクは打ち消し合い、 となるので、腱の鉛直方向の引く力は体重の半分の 倍です。
のとき、トルクは です。 には依存しますが、 にはまったく依存しません。
水平から だけ上に傾いたてこの先端を下向きの力 で押すと、 で時計回りのトルクになります。
足首の関節 のまわりでは、脛骨からの力は消え、 は現れず、腱のトルクが床のトルクを打ち消します。
問1 · 直線からはずれた力
条件: 力 が、 から見て の点にはたらいています。 は右手系です。 のまわりのトルク を求めてください。
と を使って、項ごとに展開します。
大きさは垂直成分と距離の積、 です。 に沿った は何も寄与しません。
問2 · コサインに入れるのはどの角か
条件: 長さ のてこが を支点として右に傾き、鉛直と の角をなしています。その先端を、大きさ の力が真下に押しています。 を右向き、 を上向き、 を画面の手前向きとして、 を求めてください。
まず角を換算します。鉛直から は、水平から上に で、、 です。すると
モーメントアームで確かめます。作用線は鉛直で、 からの水平距離は なので、 で、時計回りです。
問3 · つま先立ちのときの腱
条件: 質量 の人が、つま先立ちでしゃがんでいます。体重は両足に均等にかかっています()。片足について、床との接触点は足首の関節 から 前、 下にあります。アキレス腱は から 後ろの、同じ高さの点につき、水平から 上の向きに引いています。 をつま先の向き、 を上向き、 を画面の手前向きとして、まず のまわりの垂直抗力のトルクを、次に足を静止させておく腱の張力 を求めてください。
S のまわりの垂直抗力のトルク
腱の張力 T
垂直抗力。 片足は体重の半分 を支え、その力は の点にはたらきます。
腱。 、 なので、 です。脛骨からの力は にはたらくので、寄与は です。静止しているとき、二つのトルクは打ち消し合います。
問4 · 基準点を移す
条件: 同じ足ですが、今度はかかとにある腱の付着点 のまわりのトルクを考えます。足首の関節 は、同じ高さで から水平に距離 だけ前にあります。脛骨は で足を で押します(下向きかつ後ろ向きで、 は鉛直から測る)。 と、三つの力のうち今度はトルクを生まない力を求めてください。
H のまわりの脛骨からの力のトルク
H のまわりにトルクを生まないのはどの力ですか?
脛骨。 から見た作用点は です。
腱。 腱は で引くので、、 です。
床。 なので、 です。
したがって、 のまわりのトルクの式には二つの未知数 と が含まれ、求めたかった は消えてしまいます。 のまわりでは消えるのは脛骨からの力で、未知数は ただ一つになります。
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