古典力学 · 第23回 · 動画6 · インタラクティブ教材
| 公式 | 名称 | 必要なもの |
|---|---|---|
| 角運動量保存則 | 外部トルクがすべて0になる点 | |
| 衝突 (支点のまわり) | 端のまわりの棒の慣性モーメント | |
| 天井までの振れ | 質量中心(重心)が 上がる。物体の運動エネルギーは打ち消し合う | |
| 弾性衝突の条件 | 衝突の前後で |
ポイント: 段階ごとに一定に保たれる量が1つあります。衝突のあいだは支点が運動量を変えますが、支点の力は支点自身のまわりにモーメントアームをもたないので、 は一定です。振れのあいだは重力が を変えますが、力学的エネルギーは一定です。
衝突のあいだ、未知の支点の力積がモーメントアームをもたない支点のまわりでは、角運動量は変わりません。
💡 この例では支点の力積が水平になるので、 と同じ高さの点ならどれでも使えます。しかし、支点の力がわかる前から確実に使えるのは だけです。
のまわりの角運動量はどの質量比でも変わりません。運動量はどの質量比でも変わり、運動エネルギーが変わらないのは のときだけです。
💡 より小さいと運動エネルギーが増えなければなりませんが、エネルギーの供給源がなければ、そんな衝突は起こりえません。それほど軽い棒では、物体が で離れていくことはできないのです。
角運動量が を決め、次にエネルギーが棒の上がる高さを決めます。天井に届くには が必要です。
💡 チャレンジ:棒の質量それぞれについて、棒がちょうど天井のところで静止する速さを見つけましょう。 を2倍にすると、その速さも2倍になるはずです。
問1 · 棒の角速度
条件: で動く質量 の物体が、摩擦のない支点からつり下がった一様な棒(、)の下端にぶつかり、 で離れていきます。衝突直後の棒の角速度 を求めてください。
衝突のあいだ、支点 のまわりには外部トルクがはたらかないので、 は衝突の直前と直後で同じです。
問2 · 運動量はどうなったか
条件: 動画の、物体に打たれる棒です。物体は運動量 でぶつかって で離れていき、棒は で回り始めます。衝突直後の、物体と棒を合わせた運動量を求めてください。
棒の質量中心は支点から 下にあるので、その速さは次のとおりです。
変化 が支点の力積で、前向きです。これがなければ、棒の上端は後ろへはね返ってしまいます。この力積は にはたらくので、 のまわりのトルクは0です。だから は変わっても、 は変わらないのです。この結果はどの質量比でも成り立ちます。
問3 · ちょうど天井に届く
条件: 問1の棒と物体です。、、、 で、物体は で離れていきます。棒が最初の振れでちょうど天井にふれる速さ を求めてください。
衝突()、 のまわりの角運動量: 。
振れ()、力学的エネルギー: 物体の運動エネルギーは両辺で同じなので打ち消し合います。棒の回転のエネルギーが、質量中心が 上がる分の位置エネルギーになります。
問4 · 物体がぴたりと止まる
条件: 同じ支点でつるした棒ですが、今度は物体が で離れていくのではなく、衝突で止まります()。この衝突が弾性衝突になる質量比 を求めてください。
のまわりの角運動量(今度は物体には少しも残りません):
弾性衝突: 衝突のあいだに高さが変わるものはないので、衝突前の運動エネルギーは衝突後の棒の運動エネルギーに等しくなります。
動画と同じく が打ち消し合うので、この比は初めの速さによりません。
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