古典力学 · 第24回 · 動画4 · インタラクティブ教材
| 公式 | 名称 | 意味 |
|---|---|---|
| 軌道とスピンへの分解 | どんな質点系でも、どんな点 についても成り立つ | |
| , | 軌道角運動量 | 系を、重心(質量中心)にある質量 の一個の粒子とみなしたもの。 に依存する |
| スピン角運動量 | 重心に対する運動で決まり、 を含まない(2つ目の形は対称軸のまわりに回る剛体の場合) | |
| 地球:軌道とスピンの比 | 一様な球、円軌道。距離の比の二乗が支配的 |
ポイント: 2つの交差項が消えるのは、重心から測ると、質量で重みづけした位置の和も速度の和もゼロになるからです。 、 です。
回転しながら直線上をすべる物体では、粒子ごとの和がいつも軌道とスピンの和に等しくなります。
質量が約分されると、比は3つの因子の積になります。対数目盛りでは、それらが足し算になります。
💡 3つの天体はどれも一様な球 とみなしています。木星は中心に質量が集中している()ので、実際の比はこれより約 倍大きくなります。
地球は軌道上も進むので、再び太陽を向くまでには、恒星に対する一回転より長い時間がかかります。
問1 · 円板の軌道とスピン
条件: 質量 、半径 の一様な円板が、対称軸(中心を通る鉛直な軸)のまわりに で回っています。中心は で水平な直線上を動き、その直線から 離れた同じ平面内に点 があります。上から見ると、自転も、 のまわりの中心の運動も、どちらも反時計回りです。 の大きさを求めてください。
軌道の部分: 中心は からの垂直距離 の直線上を動くので、
スピンの部分: 一様な円板の対称軸のまわりでは、
上から見てどちらも反時計回りなので、どちらも上向きです。
問2 · まっすぐな経路でも軌道角運動量はある
条件: 質量 、半径 の一様な円板であるパックが、 で反時計回り( から見て)に回りながら、 で 軸に沿ってすべっています。 のまわりと、経路上にある のまわりの角運動量を求めてください。
S のまわりの角運動量
S′(経路上)のまわりの角運動量
スピン(どの点のまわりでも同じ): なので、
のまわりの軌道の部分: パックが にあるとき、、 なので、
となり、どの でも同じです。合計は です。
のまわり: は と平行なので、軌道の部分はゼロで、 です。
問3 · 火星の軌道とスピンの比
条件: 火星は太陽のまわりを、半径 の(ほぼ)円い軌道で、周期 で回っています。平均半径は で、恒星に対して ごとに1回自転します。火星を一様な球とみなし、 を太陽にとって を求めてください。
を で割ると、質量と が約分されます。
距離の因子:、その二乗は です。
周期の因子:、 なので、 です。
問4 · 金星の太陽日
条件: 金星は恒星に対して地球の 日ごとに1回自転しますが、その向きは公転の向きと逆です。また、地球の 日ごとに太陽のまわりを1周します。金星の太陽日(太陽が真上に来てから次に真上に来るまで)の長さを求めてください。
恒星に対して、惑星は で回り、惑星から太陽への方向は公転の向きに で回ります。
地球では2つが同じ向きなので、目印は で太陽に追いつきます(これが1日あたり余分の1°です)。金星では逆向きなので、 で追いつきます。
地球の規則 を使うと、大きさ の負の値になってしまい、ここでは誤りです。
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