古典力学 · 第25回 · 動画4 · インタラクティブ教材
| 公式 | 名称 | 意味 |
|---|---|---|
| , , | 3つの式 | 方向(下向き)のニュートンの法則、重心(質量中心)のまわりのトルク、糸がほどける拘束条件。未知数は 、、 |
| 糸の張力 | のとき。常に重さより小さい | |
| , | 角加速度と加速度 | どちらも一定で正。向きは下向きと時計回り( は紙面の奥向き)。 |
| 最後の回転 | 長さ の糸がほどけ切るまでのエネルギー保存。張力は仕事をしない |
ポイント: 軸の半径 は2回登場します。張力のモーメントアームとして、そして拘束条件の中の半径としてです。外側の円板の半径 は、 を通してしか現れません。 なら 、 です。
張力を仮に決めると、ニュートンの法則と「トルク + 拘束条件」がそれぞれ加速度を予言します。2つが一致するのは、ただ1つの のときだけです。
同じ円板のまま軸の半径 を小さくすると、落下には時間がかかるようになりますが、 は大きくなります。
💡 とすると、落下時間は限りなく長くなりますが、 はこの円板では に近づきます。
、 とすると、失われた位置エネルギーは、並進と回転に の比で分かれます。
問1 · 太い軸のときの張力
条件: 質量 のヨーヨーの軸の半径は 、外側の円板の半径は で、 です。鉛直な糸の上端を固定したまま、ヨーヨーを静かに放します。張力 を求めてください。
拘束条件をニュートンの法則に代入し、さらに を代入します。
では なので、
確認:、そして ✓
問2 · どちらの半径でほどけるか
条件: 動画のヨーヨーです。軸の半径 、外側の円板の半径 、、 とします。重心の加速度の大きさを求めてください。
3つの式から、 です。 とすると、
効くのは比 だけです。そして拘束条件に入る半径は、糸がヨーヨーを離れる軸の半径 です。
問3 · エネルギーで求める最後の回転
条件: 同じヨーヨー(、、)が静止状態から動き出し、長さ の糸をほどき切ります。 とし、空気抵抗は無視します。糸の下端での角速度の大きさ を求めてください。
張力は瞬間的に静止している点にはたらくので仕事をせず、 です。 と を使うと、
運動学による確認:、、 で、 ✓
問4 · 同じ方法で解く、転がる円柱
条件: 一様な中身の詰まった円柱()が、静止状態から の斜面をすべらずに転がり落ちます。静止摩擦力 は、中心から の距離にある接触点に、斜面に沿って上向きにはたらきます。中心の加速度 と摩擦力 を求めてください。
中心の加速度は?
摩擦力は?
斜面に沿って下向きを正にとります。3つの式は、ヨーヨーのときとまったく同じ形です。
2つ目と3つ目の式から です。すると となるので、
これは、ヨーヨーの結果で とし、 を に置き換えたものです。。
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