古典力学 · 第3回 · 動画1 · インタラクティブ教材
| 公式 | 名称 | 説明 |
|---|---|---|
| 位置ベクトル | 選んだ原点に対する物体の場所を表します | |
| 初期位置 | 時刻 での位置座標 | |
| 時間間隔 | 2つの時刻の間に経過した時間(スカラー、単位は秒) | |
| 変位 | 位置ベクトルの変化(ベクトルで、負にもなりえます) |
の符号が矢印の向きを、その大きさが矢印の長さを決めます。
💡 原点そのものには物理的な意味はありません。私たちが選んだ基準点にすぎないのです。原点をずらしても、実際の運動は何も変わらず、すべての の値が付け直されるだけです。
変位は終わりの位置から初めの位置を引いたものです。そのため、物体が出発点より左で止まれば、その時点で負になります。
💡 変位は始点と終点だけで決まり、その間の経路にはよりません。これに対して移動距離は通った道のりの合計で、決して負になりません。
経過した時間はスカラーです。時間の長さという大きさはありますが、空間的な向きはありません。
💡 大きさはあっても空間的な向きを持たないので、 はスカラーです。上で見たベクトル量 と の中で、これだけが仲間はずれです。SI 単位は秒(s)です。
問1
物体が軸上の位置 m にあります。位置ベクトルは です。
位置ベクトル を最もよく表しているのはどれですか。
✅ 正解です!長さは大きさ(2 m)で、マイナスの符号が向きを左に反転させます。
❌ 惜しい!矢印の長さは大きさなので、決して負になりません。x(t) のマイナスの符号が変えるのは向きであって、長さではありません。
解答:
位置ベクトルは です。
したがって は、長さ 2 m で左( と反対向き)を指す矢印です。
問2
物体が m から m へ移動します。
変位 はいくらですか。
✅ 正解です!Δx = x(t₂) − x(t₁) = −3 − 2 = −5 m なので、Δr = −5 î です。
❌ 惜しい!大きさは合っていますが、符号が逆です。終わりから初めを引きます:−3 − 2 = −5。
❌ 惜しい!Δx = x(t₂) − x(t₁) = −3 − 2 を計算します。マイナスの符号の扱いに注意してください。
解答:
変位は位置の変化で、終わりの位置から初めの位置を引いたものです:
マイナスの符号は、物体が と反対向き(左)に 5 m 動いたことを意味します。よくある間違いは、引き算を逆にしてしまうこと()です。いつも終わりから初めを引いてください。
問3
正しいか誤りか: m から m への移動では、移動距離も変位の大きさも 5 m なので、移動距離と変位はいつも等しい。
✅ 正解です!ここで一致するのは、運動が向きを変えずにまっすぐ進んでいるからにすぎません。一般には、移動距離 ≥ |変位| です。
❌ 惜しい!この経路では等しくなりますが、一般には成り立ちません。行ったり来たりする運動があれば、移動距離は変位の大きさより大きくなります。
解答:誤りです。
向きを変えないこの直線の移動では、移動距離(5 m)がたまたま変位の大きさ(5 m)と等しくなります。しかしそれはこの経路での偶然で、一般的な法則ではありません。
物体がまず 2 m から 5 m まで進み、それから −3 m まで戻ったとすると、変位はやはり −5 î(大きさ 5 m)ですが、移動距離は m になります。両者はいつも等しいわけではありません。
問4
一次元の運動学に出てくる、次の3つの量を考えます:位置 、時間間隔 、変位 。
これらを正しく分類しているのはどれですか。
✅ 正解です!スカラーなのは時間間隔だけです。位置と変位は、どちらも軸に沿った向きを持ちます。
❌ 惜しい!向きを持つ量がベクトルです。位置と変位は軸に沿った向き(±î)を指しますが、経過した時間には空間的な向きがありません。
解答:
まとめると、位置はベクトル、時間間隔はスカラー、変位はベクトルです。
正解数:0 / 4