古典力学 · 第4回 · 動画5 · インタラクティブ教材
投げる人は、はしごから水平距離 のところで、高さ からボールを放します。 バケツは高さ から静かに放されます。
| 公式 | 名称 | 説明 |
|---|---|---|
| 狙う角度 | バケツの最初の位置をまっすぐ狙う。 によらない | |
| 衝突時刻 | 直線距離を打ち出しの速さで割ったもの | |
| 衝突の高さ | バケツの最初の高さから、落ちた距離を引いたもの | |
| 三角関数の基本恒等式 | 2乗した2本の式を1つにまとめる鍵 |
狙う角度 は位置関係だけで決まります。打ち出しの速さで変わるでしょうか?
下向きに で加速する座標系から見ると、重力が消え、バケツは静止し、ボールはそこへ一直線に飛んでいきます。
💡 ボールもバケツも同じ だけ落ちるので、高さの式でこの項は打ち消し合います。だから狙いは位置関係だけで決まるのです。
位置関係を固定したとき、打ち出しの速さを大きくすると、衝突時刻 はどんな曲線を描くでしょうか?
💡 分子 は位置関係だけで決まるので、 です。2倍の速さで投げれば、半分の時間で出会います。
問1
投げる人は、はしごから水平距離 m のところで、高さ m からボールを放します。バケツは高さ m から 静かに放されます。ボールは水平から何度上向きに狙えばよいでしょうか。
を使ってください。
✅ 正解です! 縦の変化 = 横の変化 = 6 なので tan は 1、したがって θ₀ = 45° です。
❌ 惜しい! tan θ₀ = (h₁ − h₂)/s = (8 − 2)/6 = 1 を計算し、その arctan をとりましょう。
解答:
狙う角度は位置関係だけで決まります:
したがって です。打ち出しの速さ はどこにも現れません。 どれだけ強く投げても、バケツの最初の位置をまっすぐ狙えばよいのです。
問2
正しいか誤りか:投げる人が打ち出しの速さ を2倍にすると(、、 は そのまま)、バケツに当てるのに必要な狙う角度 は大きくしなければならない。
✅ 正解です! 角度は (h₁ − h₂)/s だけで決まり、v₀ はどこにも現れません。
❌ 惜しい! 狙う角度は v₀ によりません。重力による落下は、2つの物体で打ち消し合います。
解答:
誤りです。狙う角度は
であり、 を含みません。高さの条件では、 の項がボールにもバケツにもまったく同じ形で現れるので、打ち消し合います。 重力は両方を同じだけ引き下げるのです。角度は位置関係だけで決まります。 を2倍にしても、 衝突が早く(そして高い位置で)起こるだけで、角度は変わりません。
問3
同じ設定( m、 m、 m)で、ボールを 打ち出しの速さ m/s で投げます。放してから何秒後に、 ボールとバケツは衝突するでしょうか。
を使ってください。
✅ 正解です! 斜めの直線距離は 6√2 ≈ 8.49 m で、8.49 / 12 ≈ 0.71 s です。
❌ 惜しい! s だけでなく、直線距離全体 √(s² + (h₁ − h₂)²) を使い、それを v₀ で割りましょう。
解答:
ボールを放す点からバケツの最初の位置までの直線距離は
です。これを打ち出しの速さで割ると:
よくある間違いは、鉛直方向の辺を忘れて $s/v_0 = 6/12 = 0.50$ s だけを使うことです。しかしボールは斜めの直線距離全体を進まなければなりません。
問4
衝突時刻を求める計算では、2本の式 と を2乗して足します。どの恒等式によって、 式が にまとまるでしょうか。
✅ 正解です! 三角関数の基本恒等式により、因数 sin² + cos² が 1 になります。
❌ 惜しい! くくり出した因数は sin²θ₀ + cos²θ₀ で、三角関数の基本恒等式によりこれは 1 です。
解答:
2本の式を2乗して足すと
となります。左辺をくくると:
三角関数の基本恒等式 により、かっこの中は になり、 が残ります。平方根をとると となります。
正解数:0 / 4