古典力学 · 第5回 · 動画5 · インタラクティブ教材
| 公式 | 名称 | 説明 |
|---|---|---|
| 速さ | 等速円運動では一定 | |
| 周期 | 1周にかかる時間 | |
| 振動数(周波数) | 1秒あたりの回転数。単位はヘルツ(Hz) | |
| 向心加速度 | 常に内向き を向く |
速さが一定でも、大きさ一定の加速度があります。速度は接線方向を向いたまま、一定の強さの引っぱりが内向きにはたらきます。
💡 は直線的に増えますが、 は の2乗で増えます。そのため回転の速さを2倍にすると、速さは2倍、内向きの引っぱりは4倍になります。
周期も振動数も角速度だけで決まり、 が大きくなると互いに逆向きに変化します。
内向きの加速度はどこから来るのでしょうか。小さな角だけ向きの違う、同じ長さの2つの速度の差をとります。
💡 を で割り、 とすると、 が得られます。
問1
物体が等速円運動をしています。その速度と加速度について 正しいものはどれでしょうか。
✅ 正解です! 速さは一定ですが、道すじを円に曲げる、大きさ一定の内向きの加速度(向心加速度)があります。
❌ 惜しい! 速さが一定でも、向きが変われば加速度があります。そしてその加速度は、運動の向きではなく内向きを向きます。
解答:
等速円運動では接線方向の力が 0 なので、速さ は 一定に保たれます。しかし速度の向きは絶えず変わるので、速度ベクトルは 変化します。この変化が加速度です。残る加速度は動径方向の成分だけです:
マイナス符号は、この加速度が内向き、つまり中心を向くことを表します。「等速」とは速さが一定という意味で、 加速度が 0 という意味ではありません。
問2
物体が角速度 で円軌道を回っています。周期 はいくらでしょうか。
( を使いましょう。)
✅ 正解です! T = 2π/4 = π/2 ≈ 1.57 s です。
❌ 惜しい! T = 2π/ω を使いましょう。ほかの選択肢は、ω で割らずにかけているか、因数 2π を落としています。
解答:
周期は角速度だけで決まり、半径は入ってきません。物体が角度を速く掃いていくほど、 1周にかかる時間は短くなります。
問3
自動車が半径 の円形のコースを、一定の速さ で回っています。向心加速度の大きさはいくらでしょうか。
( を使いましょう。)
✅ 正解です! v²/r = 400/50 = 8 m/s² です。
❌ 惜しい! 速さを2乗するのを忘れないようにしましょう:a_r = v²/r = (20²)/50。
解答:
これは、速さと半径で表した向心加速度の式です。「0.4」は速さを2乗し忘れた場合 ()、「2.5」は比を逆にした場合( の組み合わせ)に出てくる値です。 速さは必ず2乗しましょう。
問4
正しいか誤りか: 等速円運動をする物体の角速度 ω を(半径は固定したまま) 2倍にすると、向心加速度もちょうど2倍になる。
✅ 正解です! a_r = rω² なので、ω を2倍にすると加速度は4倍(×4)になります。
❌ 惜しい! 速さ v = rω は2倍になりますが、a_r = rω² は ω の2乗で決まるので、4倍になります。
解答: この主張は誤りです。
向心加速度は です。ω を2倍にすると が に置きかわるので、加速度は2倍ではなく4倍になります。
(速さ は確かに2倍になりますが、加速度は ω の2乗で決まります。)
正解数:0 / 4