古典力学 · 第5回 · 動画6 · インタラクティブ教材
| 公式 | 名称 | 説明 |
|---|---|---|
| 角速度 | 回転軸( 軸)の上にあり、 の符号が回転の向きを決める | |
| 角速度 | 大きさだけを表し、常に正 | |
| 接線方向の速度 | から得られる | |
| 角加速度 | これも回転軸の上にある |
回転の向き: 反時計回りで、 は上向き 。 時計回りで、 は下向き です。
速くなるか遅くなるか: と が同じ向きなら回転は速くなり、逆向きなら遅くなります。
の符号が、回転の向きと、 が軸に沿ってどちらを向くかの両方を決めます。
💡 右手の法則:右手の指を運動の向きに沿って曲げると、親指が の向きを指します。
のとき、回転は が 0 になるちょうどその瞬間に止まり、向きを反転します。
💡 粒子の角 が最大になるのは、反転の瞬間 、つまり の符号が変わる瞬間です。
回転が速くなるかどうかは、 がどちらを向くかではなく、 と の向きの関係で決まります。
💡 上向きの は、反時計回りの回転を速くしますが、時計回りの回転は遅くします。同じ向きなら速くなり、逆向きなら遅くなるのです。
問1
車輪が 平面内で( 側から見て)反時計回りに回っていて、 その角速度は一定です。角速度ベクトル はどちらを向いていますか?
✅ 正解です!反時計回りなら ω_z > 0 なので、ω は +k̂ の方向、つまり上向きです。
❌ 惜しい!ω は常に回転軸(z 軸)の上にあり、接線方向や動径方向を向くことはありません。反時計回りなら ω_z > 0 です。
解答:
反時計回りの運動では角 が増えているので、 です。 ですから、成分が正ということは、 が上向き、つまり の方向(平面から見ている人のほうへ出る向き)を向くということです。
右手の法則:右手の指を反時計回りに曲げると、親指は上を指します。
問2
円の上の粒子の角が ( )で表されます。角速度が一瞬 0 になる()時刻 はいつですか?
✅ 正解です!A − 3B t² = 0 とおいて t について解きます。
❌ 惜しい!まず微分します:ω_z = A − 3B t²。これを 0 とおくと t² = A/(3B) となり、その平方根をとります。
解答:
微分して角速度の成分を求めます。
これを 0 とおいて解きます。
問3
正しいか誤りか:角加速度ベクトル が の方向(上向き)を向いているなら、 物体の回転は必ず速くなっている。
✅ 正解です!ω が下向き(時計回り)で α が上向きなら、回転は遅くなります。ですから、α が上向きでも速くなるとは限りません。
❌ 惜しい!α を ω と比べましょう。ω が下向き(時計回り)で α が上向きなら、物体の回転は遅くなります。
解答:誤り。
の向きだけでは、回転が速くなるか遅くなるかは決まりません。 と比べる必要があります。
規則:同じ向きなら速くなり、逆向きなら遅くなります。
問4
質点が静止状態から動き出し、 の間、角加速度 ()をもちます。時刻 での角速度 はいくらですか?
✅ 正解です!三角形の形をした α_z を [0, t₁] で積分すると b·t₁/2 になります。
❌ 惜しい!α_z を 0 から t₁ まで積分します:∫b(1 − t'/t₁)dt' = b(t₁ − t₁/2) = b·t₁/2。(b·t₁²/3 は角速度ではなく、回った角です。)
解答:
角速度の変化は、角加速度の積分です。 静止状態から動き出すので であり、次のようになります。
(図形的に見ると、区間 で から まで下がる直線の下の面積は、 三角形の面積 です。)
正解数:0 / 4