古典力学 · 第5回 · 動画7 · インタラクティブ教材
平面内の粒子を極座標 で表し、 と がどちらも時間とともに変化する場合:
| 公式 | 名称 | 説明 |
|---|---|---|
| 速度 | 動径方向の部分 が、円運動と比べて新しい項 | |
| 動径方向の加速度 | 外向きの から向心項 を引いたもの | |
| 接線加速度 | コリオリ項 角加速度の項 | |
| コリオリ加速度 | 交差項。半径が動くときにだけ現れる |
ここで 、 で、 についても同様です。
半径が増えはじめると、速度は接線から外れ、動径成分 をもつようになります。
らせん の上で粒子が外へ回っていくとき、 のコリオリ項と角加速度の項はどのように増えるでしょうか?
💡 。接線加速度の を、コリオリ項だけでまかなっています。
同じらせんの上では、 ははじめ外向きで、やがて中心向きに反転します。0 を横切るのはどこでしょうか?
問1
半径が時間とともに変化する粒子の場合、極座標での速度は です。
純粋な円運動には現れない、新しい動径成分はどの項ですか?
✅ 正解です! が、円運動に欠けていた動径成分です。
❌ 惜しい! に沿った部分を探しましょう。接線方向の項 は、円運動にもすでにありました。
解答:
純粋な円運動では は一定なので となり、速度は接線方向だけです: 。
半径の変化を許すと、 に積の微分法則を使って、次が得られます。
まったく新しいのは動径成分 です。接線成分 は、円運動にもすでにありました。
問2
極座標での動径方向の加速度は です。
ある学生が2つ目の項を忘れて、動径方向の加速度を単に と書きました。 正しいか誤りか:一定の半径の円の上を()一定の で動く粒子について、 この学生の式は、0 でない正しい向心加速度を与える。
✅ 正解です!落とした の項こそが向心加速度です。それがないと となり、誤りです。
❌ 惜しい! なら、式 は 0 を与えます。しかし円を描く粒子には、0 でない向心加速度があります。
解答:
等速円運動では なので、完全な式からは次が得られます。
これはおなじみの向心加速度です(内向きなので、負の符号がつきます)。
学生の省略した式 では、動径方向の加速度は0になってしまい、 まったくの誤りです。欠かせない向心項は、まさに学生が落とした の部分です。 したがって、この主張は誤りです。
問3
粒子がらせん に沿って動くので、、 です。
を使うと、時間の関数としてのコリオリ加速度はどうなりますか?
✅ 正解です!2·(2bct)·(2ct) = 8bc²t².
❌ 惜しい!a_cor = 2ṙθ̇ = 2·(2bct)·(2ct) だけを使いましょう。rθ̈ の項は足しません。
解答:
コリオリ加速度は、次の交差項です。
よくある間違い:
コリオリ項だけなら 8bc²t² です。
問4
らせんの例では、動径方向の加速度は です。 とおいて解くと、動径方向の加速度が 0 になる時刻 が得られ、 そのときの角は です。
の値はいくらで、何によって決まりますか?
✅ 正解です!b も c も打ち消し合い、θ₁ = √2/2 ≈ 0.71 rad が残ります。
❌ 惜しい!t₁ = (1/2c²)^(1/4) を θ₁ = c·t₁² に代入すると、定数がすべて打ち消し合います。
解答:
とおきます。
因数 が打ち消し合うので、 は だけで決まります。次に角を求めます。
も も完全に打ち消し合うので、動径方向の加速度は、いつも同じ角 rad で 0 になります。2つの定数のどちらにもよりません。
( は、 とは異なることに注意しましょう。)
正解数:0 / 4