古典力学 · 第9回 · 動画6 · インタラクティブ教材
| 公式 | 名称 | 説明 |
|---|---|---|
| 速度の二乗に比例する抵抗の法則 | 抗力(抵抗力)は速さの2乗で大きくなる | |
| 運動方程式 | ニュートンの第二法則( は下向き) | |
| 終端速度 | 抗力が重力と打ち消し合う速さ | |
| 速度の法則 | 増加したのち、 に向かって平らになる |
ポイント: 終端速度は物体に備わった性質ではなく、つり合いの状態です。大きくなっていく抗力 が一定の重力 と打ち消し合い、加速度が 0 になる、ちょうどその速さなのです。
空気の抗力が大きくなって重力とちょうど打ち消し合うのは、物体がどれだけの速さで落ちるときでしょうか。
静止状態から放すと、速度は時間とともにどのように増え、どんな上限に向かうでしょうか。
同じ抗力の法則にしたがうのに、なぜ重いスカイダイバーの終端速度は、軽い雨粒の終端速度よりはるかに大きいのでしょうか。
💡 実際の物体は質量も断面積も異なるので、同じ法則 から非常に幅広い値が得られます。雨粒は約 m/s、スカイダイバーは約 m/s に落ち着きます。
問1 · 終端速度を計算する
条件: 落下する物体の重さが 、抗力の定数が で、抗力は です。終端速度 を求めてください。
終端速度では加速度が 0 なので、抗力が重力とつり合います:
平方根を忘れると になり、 にすでに含まれている ½ を二重に数えると になります。
問2 · 質量による変化
条件: ある物体の終端速度は です。大きさと形が同じ(同じ )で、質量が2倍の物体を落とします。その終端速度を求めてください。
を一定にすると、 は質量に のように依存します。質量を2倍にすると:
同じ形の軽い物体より、密度の大きい物体(同じ断面積で質量が大きい)のほうが大きな終端速度に落ち着くのは、まさにこのためです。
問3 · 公式から放した瞬間へ
条件: 質量 のボールが、抗力 ()を受けながら落下します。 とします。
終端速度はいくらですか?
放した瞬間()の加速度はいくらですか?
終端速度:
放した瞬間: を で割ると、 です。 では抗力の項が消えます:
加速度は最大値 から始まり、 とともに 0 へ減っていきます。
問4 · 雨粒とスカイダイバー(応用)
条件: 雨粒()とスカイダイバー()が、どちらも静止状態から放され、 にしたがって落下します。正しいのはどれですか?
放した瞬間は なので となり、運動方程式から、質量や大きさによらずすべての落下物体で となります。
質量と断面積は を通してのみ効いてきます。スカイダイバーは質量がはるかに大きいので上限もはるかに高く、抗力が追いつくまでより長く加速し続けます。どちらの曲線も同じ の形をしていて、それぞれの に近づきますが、決して超えることはありません。
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