ファイナンス理論 · 第14回 · 動画2 · インタラクティブ教材
| 公式 | 名称 | 説明 |
|---|---|---|
| 共分散 | リターンが一緒に動く傾向があればプラス、逆向きに動く傾向があればマイナスになります | |
| 相関 | 尺度に依存せず、つねに です | |
| 正規分布に従う の信頼区間 | のとき、それぞれ です |
ポイント:リターンが正規分布に従うなら、 と ですべての確率が決まります。しかし、ゼネラル・モーターズのような実際の月次リターンは、当てはめた正規分布の曲線が予測するよりも厚いテールをもっています。
各シナリオは符号つきの面積 を寄与し、共分散はその確率加重平均です。
相関が測るのは、各月の点がどれだけ直線にぴったり沿っているかであって、その直線の傾きの急さではありません。
同じ と をもつ正規分布から、各区間の外に出る月の数が予測できます。ファットテールは、最も広い区間の約束を破ります。
💡 ゼネラル・モーターズの月次リターンにも同じパターンが見られます。真ん中のあたりはよく当てはまりますが、 や を下回る月は、当てはめた正規分布が認めるよりも多いのです。
問1 · シナリオから求める共分散と相関
条件: 説明用の2つの株の来年のリターンは、景気によって決まります。不況(確率 )ではアスター 、バーチ 。平常(確率 )ではアスター 、バーチ 。好況(確率 )ではアスター 、バーチ です。共分散と相関を求めてください。
共分散はいくつですか?
相関はいくつですか?
平均:
偏差:アスター 、バーチ 。
標準偏差(共分散と同じく確率で加重):
問2 · リターンの尺度を変える
条件: 説明用の2つの資産について、、、 です。新しい資産「バーチ2x」は、どの期にもバーチのちょうど2倍のリターンを支払います。アスターとバーチの相関を求め、次にアスターとバーチ2xの共分散と相関を求めてください。
アスターとバーチの相関
アスターとバーチ2x
バーチ2xの平均は なので、どの期の偏差も です:
その標準偏差は なので
散布図に当てはめた直線の傾きは2倍になりますが、点が直線に沿うぴったり具合は前とまったく同じです。
問3 · 年次リターンの信頼区間
条件: ある説明用の株の年次リターンは、、 の正規分布に従います。 信頼区間と、ある年のリターンがその下限を下回る確率を求めてください。
95%区間
P(リターンが下限を下回る)
正規分布は対称なので、区間の外の は、 より下の と より上の に分かれます。 を下回るリターンは、およそ 年に1度起こります。
問4 · 正規モデルを検証する
条件: ある説明用の株の か月( 年)分のリターンは、標本平均が 、標本標準偏差が です。これと同じ と をもつ正規分布の曲線を、ヒストグラムに重ねます。正規分布が予測する を下回る月の数を求めてください。そのうえで、そのような月を か月含むデータを解釈してください。
μ − 2.58σ を下回ると予測される月の数
そのような月が11か月あることは何を示していますか?
は 区間なので、その外に 、各テールに があります。境目は です。
データには か月あり、予測の4倍を超えます。当てはめた正規分布はすでに標本平均と標本分散に合わせてあるので、この差は、分布そのものの左のテールが厚いことを示しています。非常に大きな月次の損失は、正規モデルが認めるよりも実質的に起こりやすいのです。
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