ファイナンス理論 · 第16回 · 動画1 · インタラクティブ教材
| 公式 | 名称 | 説明 |
|---|---|---|
| ポートフォリオの平均 | 会計恒等式 から導かれます。平均は、各平均の加重平均です | |
| 1つの証券の分散 | その平方根が標準偏差 で、リスク・リターンのグラフ上のリスクの座標になります | |
| ポートフォリオの分散 | 表の 個のマスをすべて足し合わせます。 のマスは です | |
| 共分散 | 2つの標準偏差と相関の積です。 なら負になります |
ポイント: 表の対角には 個の分散が、対角の外には 個の共分散が並びます。ですから が大きくなるにつれ、ポートフォリオのリスクは主に、株どうしがどう連動するかで決まるようになります。
ポートフォリオの分散は9つのマスすべての和で、負の共分散はそこから差し引かれます(説明用の株です。入力が矛盾しないよう、スライダーの範囲を限っています)。
銘柄の表には分散のマスが 個、共分散のマスが 個あるので、すぐに共分散が大半を占めるようになります。
ポートフォリオの平均は各平均の加重平均です。では、標準偏差はどこに来るでしょうか?(説明用の月次の平均:アルダー 、バーチ 、シダー )
問1 · ある月の実現したリターン
条件: 説明用のポートフォリオが、アルダーを20%、バーチを30%、シダーを50%保有しています。先月のリターンは、アルダー 、バーチ 、シダー でした。この月のポートフォリオの実現したリターンを求めてください。
ウェイトの合計は1です()。実現したリターンは、各株の実現したリターンの加重和です。
同じ式の期待値をとると が得られます。恒等式は毎月成り立ち、平均の公式はそこから導かれるのです。
問2 · 非対角のマス1つ
条件: 説明用のポートフォリオで、アルダーはウェイト 、月次の標準偏差 、バーチはウェイト 、月次の標準偏差 で、両者の相関は です。ポートフォリオの分散の表にあるマス1つ、 の値を 単位で求めてください。
まず共分散は です。
マスには両方のウェイトがかかります。
鏡像の位置にあるマス も同じ値なので、アルダーとバーチの組は、すべてのマスの和に を寄与します。
問3 · 表全体
条件: 説明用のポートフォリオが、アルダーを25%、バーチを25%、シダーを50%保有しています。月次の標準偏差はそれぞれ 、、、相関は 、、 です。ポートフォリオの月次の分散と標準偏差を求めてください。
Var[R_p] はいくつですか?
SD[R_p] はいくつですか?
対角(重みをつけた分散、):
非対角(各組は2回現れる、):
問4 · 31番目の株を加える
条件: すでに30銘柄を保有するポートフォリオに、31番目の株としてドッグウッドを加えます。分散の表で共分散のマスがいくつ増えるかを求めてください。
銘柄の表にある共分散のマスの数は です。
別の見方をすると、表のマスは 個から 個に増え、新しいマスは61個です。1つはドッグウッドの分散で、残りの60個は、すでに保有している30銘柄との共分散です(行に30個、列に30個)。ドッグウッドが単独でどれほど変動が大きくても、その分散は961個のうちの1マスにすぎません。
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