ファイナンス理論 · 第16回 · 動画4 · インタラクティブ教材
| 公式 | 場合 | 読み方 |
|---|---|---|
| 期待リターン | が入っていません。相関を変えても、ポートフォリオの期待リターンは決して動きません | |
| 分散 | は交差項にしかありません。 ではその項が消えます | |
| では2つの標準偏差の加重平均です。直線になり、リスクはまったく減りません | ||
| 、つまり のときに0になります。縦軸上で交わる2本の線分です |
ポイント:2つの株の平均と標準偏差が両端の点を決め、そのあいだの曲線がどれだけ西へ曲がるかを相関が決めます。ゼネラル・モーターズ(GM)とモトローラの75対25の組み合わせは、 がいくつでも月におよそ を稼ぎますが、そのリスクは でのおよそ から、 での まで下がります。
を下げても、どのポートフォリオも期待リターンはそのままで、動くのはリスクだけです。そのため曲線は西へ曲がります。
では重みをつけた標準偏差どうしが引き算になるので、説明用の2つの株のある組み合わせはリスクがまったくありません。
💡 説明用のアイビスとジャカナの組み合わせでは、リスクなしで月 、年におよそ となり、Tビルの利回りをはるかに上回ります。これは裁定機会、つまりフリーランチです。だからこそ、相関がちょうど になる現実の資産の組み合わせは存在しないのです。
問1 · 半分ずつのポートフォリオのリスク
条件:説明用の2つの株があり、月次の数字は次のとおりです。アイビスは平均 、標準偏差 、ジャカナは平均 、標準偏差 で、2つの相関は です。それぞれに ずつ投資するポートフォリオの標準偏差を求めてください。
として、分散を 単位で計算します:
期待リターンは で、2つの株のちょうど中間ですが、リスクは中間の値 を下回ります。
問2 · 相関が下がると何が変わるか
条件:同じ説明用の株(月次で、アイビスは と 、ジャカナは と )と、アイビスに 、ジャカナに を入れたポートフォリオがあります。2つの相関が から に下がります。この変化を正しく述べているのはどれですか?
期待リターン( は入らない):どちらの相関でも です。
分散( 単位)を の関数として書くと:
では なので、 です。
では なので、 です。
相関が下がると、リターンは変わらないまま、リスクがおよそ1ポイント減ります。
問3 · リスクが等しい2つの組み合わせ
条件:説明用のアイビス(、)とジャカナ(、)の相関がちょうど で、買いポジションだけを持つとします()。標準偏差がちょうど月 になるポートフォリオが2つあります。
になるアイビスのウェイトはどれですか?
平均・分散投資家は、2つのうちどちらを持ちますか?
ステップ1: でのリスク。分散は完全平方なので:
ステップ2: を解く。 なら 、 なら です。
ステップ3:期待リターン。
ステップ4:比較する。リスクが等しく、期待リターンが高いので、 が優越します。 の組み合わせはアイビスから頂点への線分上にあり、そこにあるどのポートフォリオにも、上側の線分上に、リスクが同じでリターンの大きい相手があります。
問4 · 完全相関のもとでの空売り
条件:今度は、説明用のアイビス(、)とジャカナ(、)の相関が だったとします。ある投資家がジャカナを空売りし、その代金をアイビスに入れます。、 です。
ポートフォリオの標準偏差はいくつですか?
このポートフォリオは、アイビスだけを持つことに優越しますか?
分散( 単位、符号つきのウェイト):
よって です。 では分散は完全平方 になり、同じ答えが得られます。
期待リターン:。
このポートフォリオはアイビスよりリスクが小さい()一方、期待リターンも小さくなります()。 でアイビスのリスクを下回る方法はジャカナを空売りすることだけで、そうするとリスクと一緒にリターンも下がります。ですから、これはトレードオフであって、優越ではありません。
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