ファイナンス理論 · 第18回 · 動画6 · インタラクティブ教材
| 公式 | 名称 | 説明 |
|---|---|---|
| 要求リターン(証券市場線) | 市場ベータだけから求められるリターン。 なら を下回ります | |
| アルファ | 稼いだリターン − 要求リターン。証券市場線からの縦の距離です(上側が正) | |
| 自作のベンチマーク | Tビルと指数を同じベータになるように組み合わせると、ちょうど要求リターンを稼ぎます | |
| ベーシスポイント | ファンドXYZ:、つまり年 bp |
ポイント:資本資産価格モデル(CAPM)のベンチマークが価格づけするリスクは1つ、市場ベータだけです。流動性、為替、商品など、マーケット・ポートフォリオに表れないリスクは、どれもアルファとして表れます。アルファに見せかけたベータです。大きなアルファは、それがどのリスクから生まれたのかを問う合図です。
、プレミアム のもとでは、ファンドのベータで要求リターンが決まり、アルファはその縦の差です。
Tビルに 、指数に を持つと、どんなベータでも、ちょうど証券市場線の要求リターンを稼ぎます。
シミュレーションした市場の推移では、Tビルがいちばん滑らかな線で、稼ぐのは です。ボラティリティそのものは、価格のつくリスクではありません。
💡 経路はシミュレーションで、ファンドXYZの実際の実績ではありません。確認クイズに出てくるのと同じ、、期待リターン年 の仮想のファンドを、期待リターン年 、ボラティリティ の指数と並べています。どちらの線が高く終わるかは推移ごとに変わりますが、証券市場線に照らして測った、ファンドに組み込まれたアルファは、どの推移でも同じです。
問1 · 要求リターン
条件: のヘッジファンドがあり、無リスク金利は 、市場リスクプレミアムは で、どれも年率です。CAPMがこのファンドに要求するリターンを求めてください。
証券市場線から、ファンドの市場ベータが求めるリターンがわかります:
このファンドに要求されるのは年 で、Tビルを パーセントポイント上回るだけです。市場リスクをほとんど負っていないからです。
問2 · 超過リターンではなく、アルファ
条件: 同じファンド(、、プレミアム )の平均リターンは年 でした。このファンドのCAPMのアルファを求めてください。
まず証券市場線から要求リターンを求め、次にその差をとります:
市場リスクだけを基準に測ると、このファンドは で、証券市場線より パーセントポイント上にあります。
問3 · 自作のベンチマーク
条件: 、(指数)で、 のファンドがあります。ファンドと同じベータをもつ、Tビルと指数の組み合わせを求め、その組み合わせの期待リターンへの指数の寄与を求めてください。
ウェイトはいくつですか?
指数の寄与はいくつですか?
指数にウェイト 、Tビルに を置いた組み合わせのベータは なので、 に合わせるには が必要です:
期待リターンへの寄与:
この組み合わせは証券市場線の要求リターンを稼ぐので、ファンドの bp のアルファは、市場へのエクスポージャーが同じポートフォリオを上回って稼いだ分です。
問4 · アルファに見せかけたベータ
条件: このファンドのCAPMのアルファは年 です(リターン 、要求リターン )。後の研究で、そのリターンのうち年 パーセントポイントは、マーケット・ポートフォリオに表れない流動性リスクを負ったことへの対価だと推定されました。アルファのうち、なお腕前によるものと認められる分は最大でいくらか、求めてください。
市場だけを基準に測ると、証券市場線より上はすべてアルファとして数えられます。マーケット・ポートフォリオに表れないリスクへの対価も含めてです:
腕前と洞察に残るのは、最大で年 、つまり bp です。それも、ファンドがほかに価格のついていないリスクを負っていない場合に限ります。 ポイントは、アルファに見せかけたベータです。
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