ファイナンス理論 · 第20回 · 動画4 · インタラクティブ教材
| 公式 | 名称 | 必要なもの |
|---|---|---|
| プロジェクトの資本コスト(CAPM) | 無リスク金利、プロジェクトのベータ、市場リスクプレミアム | |
| 専業企業による推定 | プロジェクトと同じ事業だけを営む上場企業 | |
| プロジェクト自身の率でのNPV | プロジェクトのキャッシュフローと、それ自身の割引率 |
ポイント:ベータは会社ではなく、プロジェクトに属するものです。全社一律の率は水平な直線になり、ベータの低いプロジェクトにはハードルを高くしすぎ、ベータの高いプロジェクトには低くしすぎます。
の親会社は一律に の率を使いますが、各プロジェクト自身のハードルは証券市場線に沿って上がっていきます。
完全に一致する類似企業はありません。類似企業ごとの から推定値が1つずつ得られ、その幅の中から判断で率を選びます。
💡 コングロマリットの はすべての事業の価値加重平均なので、出版だけについてはほとんど何も教えてくれません。問4でその中身を分解します。
問1 · 専業企業の率
条件: のテクノロジー企業が、出版のレーベルを検討しています。最も近い専業の出版社は で、、 です。このレーベルの資本コストを求めてください。
プロジェクトのベータは専業企業のベータで推定し、 とします。親会社の ではありません:
親会社自身の率 を使うと、レーベルのハードルを パーセントポイント過大に見積もることになります。
問2 · 全社一律の率の落とし穴
条件:問1のレーベルは今日 $2,000,000 かかり、毎年末に $200,000 を永久に生むと見込まれます。正しい割引率でのNPVと、その判断を求めてください。
1年後から始まる定額の永久年金の価値は です。ドル単位で、 では:
NPV ≈ +$216,066 > 0 なので採択します。親会社の では、同じキャッシュフローの価値は で、NPVは約 −$561,151 となり、価値を生むプロジェクトが棄却されてしまいます。
問3 · 判断が効くところ
条件:ほかに2つの専業出版社があり、(大手)と (小規模)です。したがって、専業企業による推定値は から にわたります。、プレミアム、レーベルは上と同じです。この幅の上端での資本コストと、そこでのレーベルのNPVを求めてください。
での資本コスト
その率でのレーベルのNPV
ドル単位で:
幅全体で見ると、NPVは で約 +$216,066、 で約 +$67,183、 で約 −$62,954 です。NPVがちょうどゼロになるのは 、つまり の率です。判断は、このレーベルが類似企業と比べてどれだけリスクが高いかの見極めにかかっています。
問4 · コングロマリットのベータの中身
条件:類似企業のコングロマリットは です。出版はコングロマリットの総時価の を占め、専業企業と同じ をもちます。残りの は格付け・データ事業です。企業の は、各事業のベータの価値加重平均です。格付け・データ事業の を求めてください。
その資本コストは です。検算: となり、コングロマリット自身の率に一致します。出版のリスクを から読み取ると、 が出版の約 倍の事業が混ざってしまいます。
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