ファイナンス理論 · 第21回 · 動画5 · インタラクティブ教材
| 公式 | 名称 | 説明 |
|---|---|---|
| NPV の曲線と IRR | IRR はどれも、NPV の曲線がゼロを横切る点 | |
| IRR の多項式 | についての 次式:実数の IRR は多くても 個で、いくつもあることも、1つもないこともある | |
| 動画のプロジェクト2 | 実数の根が3つ:、、 | |
| 増分キャッシュフロー | 小さいほうのプロジェクトがハードルを超えたら、大きいほうを選ぶのは がハードルを上回るときだけ |
ポイント:IRR は率でプロジェクトの順位をつけますが、企業が求めているのはドルの価値です。キャッシュフローの符号が2回以上変わるとき、あるいはプロジェクトの規模やタイミングが違うときは、NPV で順位をつけましょう。
その後のキャッシュフローを6%未満ずらすだけで、1つだった IRR が3つになります。
根を求める手法は、推測値から出発して接線をたどって進むので、どの IRR を返すかは推測値で決まります。
IRR は常に A を1位にします。増分 B − A は、B が追加で投じるドルがハードルを超えるかどうかを問います。
問1 · 損益分岐となる2つの率
条件:あるプロジェクトは、今日 $400,000 かかり、1年後に $916,000 を受け取り、2年後に $524,160 を支払わなければなりません。その IRR をすべて求めてください。
NPV をゼロとおき、両辺に をかけて、 と書きます。
で割ると、
よって または で、IRR は と です。同じことを次のようにも書けます。
キャッシュフローの符号が2回変わる(−, +, −)ので根が2つありうるのですが、ここではその両方が実数です。
問2 · 2つの IRR がどちらもハードルを超える
条件:問1と同じプロジェクトで、今日 −$400,000、1年後に $916,000、2年後に −$524,160 のキャッシュフローがあり、IRR は と です。資本の機会費用は です。このプロジェクトを採択するかどうかを判断してください。
問1の因数分解した形に を代入します。
NPV は約 −$194.79 と負なので、棄却です。最高次の係数が負なので、NPV が正になるのは のときだけです。 のハードルは両方の IRR より下にあり、「IRR がハードルを上回れば採択」という基準は間違った答えを出します。
問3 · 規模と増分
条件:資本コストが のもとで、期間1年の相互排他的なプロジェクトが2つあります。A:今日 −$200,000、1年後に $254,000(IRR )。B:今日 −$500,000、1年後に $610,000(IRR )。増分キャッシュフロー B − A の IRR を求め、プロジェクトを選んでください。
B − A の IRR
どちらのプロジェクトですか?
ステップ1:小さいほうのプロジェクトを確かめる。A の IRR は を超えています。
ステップ2:増分。B − A は、今日 、1年後に です。
ステップ3:判断する。 なので、追加の投資を行います。B を選びます。
NPV で検算:
問4 · タイミング:早く回収するか、永久年金か
条件:資本コストが のもとで、相互排他的なプロジェクトが2つあり、どちらも今日 $300,000 かかります。A は今後3年間、毎年末に $150,000 を支払います(IRR )。B は来年から毎年 $45,000 を永久に支払います(IRR )。増分 B − A の での NPV を求め、プロジェクトを選んでください。
11% での B − A の NPV
どちらのプロジェクトですか?
ステップ1:増分 B − A。0年目:。1〜3年目:。4年目以降:毎年 が永久に続きます。
ステップ2:11% で評価する。3年間の年金現価係数は です。4年目からの永久年金は、3年目の時点で の価値があります。
ステップ3:検算。
で、増分の NPV に一致します。増分の IRR は約 で、 のハードルを上回ります。IRR法では A が1位ですが( 対 )、B を選びます。
正解数:0 / 4