ファイナンス理論 · 第5回 · 動画4 · インタラクティブ教材
| 公式 | 名称 | 必要なもの |
|---|---|---|
| 割引債(純粋割引債)の価格 | 額面 と金利 | |
| 価格が示す金利 | 価格 と額面 | |
| 価格と金利から求める額面 | 金利 と価格 | |
| 価格が額面を下回る理由 | 正の金利 |
ポイント:満期 がわかっていれば、 の3つは独立ではありません。どれか2つで残りの1つが決まるので、市場価格から逆にたどって、その価格が示す金利を求められます。
元利分離(ストリップ)によって、利付債の支払いの一つ一つが独立したゼロクーポン債になります。1つの金利で価格をつければ、その合計は元の債券の価格に等しくなります。
なら なので、ゼロクーポン債の価格は額面を下回り、 や が大きいほど、さらに下回ります。
がわかっていれば、、、 のうちどれか2つで残りの1つが決まります。
💡 価格 → 金利の向きの計算を市場価格に当てはめると、その価格が示す金利が求まり、そこには将来の金利の予想が暗に含まれています。2008年9月15日の月曜日、ローは米国債の価格とFFレート先物(フェデラルファンド金利先物)から、FRBが翌日に利下げすることを99.5%の確信度で読み取りました。火曜日、FRBは誘導目標を2%に据え置き、予想は外れました。
問1 · ゼロクーポン債の価格
条件:額面$1,000で 年後に満期を迎える割引債(純粋割引債)があり、金利は年 です。今日の価格を求めてください。
ゼロクーポン債の価格を、1行の式で求めます(単位はドル):
このゼロクーポン債の今日の価格は$821.93です。 なので となり、価格は額面$1,000を下回ります。差額の$178.07は、保有者が5年間待つことで得る利息です。
問2 · 価格から金利を読む
条件: 年後に$1,000を支払う元本部分のストリップス債が、今日$675.56で取引されています。その価格が示す年あたりの金利を求めてください。
価格と額面がわかっているので、3つの向きのうち2つ目、金利を求める式を使います:
したがって、このストリップス債の価格は年 の金利を示しています。
価格に戻して検算: で、提示された価格に一致します。
つい使いたくなる近道は、利息$324.44を$675.56で割って 、それを10で割って とするものです。これは利息を単利として扱っています。全体の にはすでに利息についた利息が含まれているので、その10分の1では年あたりの金利を過大に見積もってしまいます。
問3 · 2年物の債券を分離する
条件:額面$1,000で、年1回 のクーポンを払う2年物の債券を、ゼロクーポン債に分離します。どのゼロクーポン債も市場金利 で価格がつけられます。元本部分の価格と、次に債券全体の価格を求めてください。
元本部分の価値はいくらですか?
債券全体の価値はいくらですか?
ステップ1:各部分。 債券は1年目に$40、2年目に$40と$1,000を支払います。分離すると3つのゼロクーポン債ができ、それぞれ で価格を求めます(単位はドル):
ステップ2:債券全体。 1つの金利で価格をつければ、ゼロクーポン債の合計が債券の価格になります:
利付債の式で検算: で、同じ$1,019.13です。分離は債券の支払いを変えずに組み直すだけなので、1つの金利で価格をつければ、各部分の価格の合計は債券の価格と同じになります。
問4 · 額面を上回る価格
条件:ユーロの金利は何年もマイナスでした(2年物のドイツ国債の利回りは2020年を通じてゼロを下回っていました)。額面€1,000の2年物のゼロクーポン債が€1,010.08で取引されています。その価格が示す年あたりの金利を求めてください。
価格と額面から金利を読み取ります:
したがって、この価格は年およそ の金利を示しています。
価格に戻して検算: で、 です。
ゼロクーポン債が額面を下回って取引されるという議論は を経由していて、それには が必要です。ここでは なので、価格は額面を上回り、保有者は債券から戻ってくる額より€10.08多く払うことになります。
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