ファイナンス理論 · 第6回 · 動画2 · インタラクティブ教材
| 公式 | 名称 | 説明 |
|---|---|---|
| 1年物金利の連鎖から求める価格 | 価格についての理論です。1年物金利 (時点 から時点 まで)が順番に複利で効き、額面 はその積で割り引かれます。 は今日の時点では観察できません | |
| 年物スポットレート | 毎年当てはめると連鎖と同じ成長係数になる、ただ一つの金利です。1年物金利の幾何平均であって、 年目だけの金利ではありません | |
| 価格から求めるスポットレート | 価格と額面は観察できるので、スポットレートが決まります:。1年未満では指数 が1を超えます:。これは年率です | |
| 2つの価格から得る予想 | 将来の1年物金利が今日分かっているとすると、 と が打ち消し合います。どちらの価格も今日観察できるので、この比は2つの価格による の予想です:、 |
ポイント:スポットレートは観察できます。そしてその中には、観察できない1年物金利が、少なくともそれらについての今日の予想が収まっています。1年物の債券では連鎖が1年分しかないので です。そこで1年物と2年物の価格を比べれば、市場による の予想だけを取り出せます。
ストリップス債のどの価格も、満期ごとに同じ逆算でスポットレートに換算できます。
1年物の価格を2年物の価格で割ると が残ります。来年の1年物金利についての、今日の予想です。
5年物スポットレートは5つの1年物金利の幾何平均であって、5年目の金利ではありません。
💡 観察できるのは と だけで、連鎖の中の1年物金利は観察できません。ですから は、市場価格がそれらについて明かすものを、一つの平均として表しているのです。
問1 · 価格からスポットレートを読む
条件:2001年8月1日、10年物のストリップス債は額面$1あたり0.605で取引されていました。10年物スポットレート を求めてください。
ストリップス債は割引債なので、10年後の1ドルを10年分割り引いたものが価格になります。
、 なので、10年物スポットレートは年約5.15%です。
問2 · 1年未満では指数が逆になる
条件:同じ日、3か月物のストリップス債は額面$1あたり0.991で取引されていました。つまり です。年率のスポットレート を求めてください。
4分の1年後の1ドルの価格は を満たします。解くと、指数は になります。
3か月物のスポットレートは、年率で表して約3.68%です。
問3 · 予想してから平均する
条件:1年物の割引債が 、2年物の割引債が で売られています(どちらも額面$1あたり)。将来の1年物金利は今日分かっているものとします。
2つの価格から得られる の予想はいくらですか?
2年物スポットレート はいくらですか?
予想。額面が同じなら、価格の比では と が打ち消し合います。
スポットレート。2年物の価格だけで求まります。
連鎖で検算。 で、 なので、どちらの道筋でも同じ になります。 と の幾何平均です。
問4 · 2つのスポットレートから予想へ
条件:1年物スポットレートが 、2年物スポットレートが です。これらの金利が示す (1年目から2年目までの1年物金利)の予想を求めてください。
1年物なら連鎖の係数は1つなので、 です。2年物スポットレートは、複利で2つの1年物金利の連鎖と同じだけの成長になります。
予想はです。額面$1あたりの価格からも同じ数字が出ます:、 で、その比はやはり です。
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