ファイナンス理論 · 第9回 · 動画6 · インタラクティブ教材
| 公式 | 名称 | 必要なもの |
|---|---|---|
| 一定の配当の永久年金 | どの期でも同じ期待配当 と、どの時点にも当てはまる1つの割引率 。配当$5を5%で割り引くと$100、$6なら$120。率を倍の10%にすると、価格は半分の$50になります | |
| ゴードン成長モデル(定率成長配当割引モデル) | 1期後に入る最初の配当 が毎期 で永久に成長し、 で割り引かれます。成長永久年金の を に置き換えたものです | |
| 差が半分になると価格は倍になる | 配当$1、 のとき、成長率8%、9%、9.5%で価格は$50、$100、$200 |
ポイント:成長率 は予想です。配当$1、 のとき、期待成長率を0%から1%に上げると株価は約11%上がりますが、9%から8%に下げると価値の半分が消えます。
株価は期待配当に比例して上がり、割引率に反比例します。
は無限の和です。 の近くでは、その大部分が何十年も先の配当から来ています。
💡 株価を年ごとに分けるのは、成長永久年金の和から計算した、ここでの独自の説明です。動画の論点も同じで、この公式は、その率が10年や20年ではなく、永久に続くことを前提にしています。
、 のとき、同じ1ポイントの の修正でも、成長ゼロの株価はほとんど動きませんが、 の近くの株価は半分になります。
問1 · 一定の配当と成長する配当
条件:ある株は、1年後に$3の配当を払い、そのあとも毎年同じ$3を永久に払うと期待されています。リスク調整後割引率は8%です。この株の価格を求めてください。次に、来年の配当は同じ$3のまま、その後は毎年2%で永久に成長すると期待される場合の価格を求めてください。
配当が$3で一定のときの価格は?
2%で成長するときの価格は?
一定の配当:毎年 、 なので:
この株の価値は$37.50です。
成長する配当:最初の配当は1年後でやはり 、 なので:
この株の価値は$50です。成長によって分母が小さくなるので、成長する配当は、一定の配当より価値が高くなります。
問2 · D はどの配当か
条件:ある会社が1株あたり$2.00の配当を払ったばかりです。配当は毎年4%で永久に成長すると期待され、割引率は9%です。今日の1株の価格を求めてください。
ゴードン成長モデルの は、1期後に入る最初の配当です。払ったばかりの配当は$2.00なので、次の配当の期待値は
この株の価値は$41.60です。すでに支払われた$2.00を代入すると$40になり、1年分の成長だけ株を低く評価してしまいます。
問3 · 高騰のあとの暴落
条件:ある株の次の配当の期待値は$4で、割引率は11%です。市場は配当が毎年7%で永久に成長すると期待しているので、株価は$100です。良いニュースで期待成長率が9%に上がり、その後、悪いニュースで3%に下がりました。良いニュースのあとの株価と、悪いニュースによる株価の変化率を求めてください。
期待成長率が9%に上がったあとの株価は?
期待成長率が9%から3%に下がったときの変化率は?
出発点の株価の確認: で、与えられた$100です。
良いニュース、:
株価は$200です。差が半分になり、株価は倍になりました。
悪いニュース、:
差が から になったので、株価は 倍になり、変化は です。配当も も変わらず、 が2回修正されただけで、株価は倍になったあと、価値の4分の3を失いました。
問4 · 金利が上がるとき
条件:市場全体で金利が上がり、2つの株の割引率が10%から11%に上がりました。ほかには何も変わりません。どちらも来年$1を払うと期待されています。株Aの配当は永久に一定のまま、株Bの配当は毎年9%で永久に成長すると期待されています。それぞれの株の価格の変化率を求めてください。
株A(成長なし)は?
株B(9%成長)は?
株A、:
株B、:
株Aは$10から約$9.09へ、株Bは$100から$50へ下がります。動画が言うとおり、金利が上がればどの株価も下がりますが、期待成長率が割引率に近い株ほど、ずっと大きく下がります。
正解数:0 / 4