線形代数 · 第1回 · 動画1 · インタラクティブ教材
| 公式 | 名称 | 説明 |
|---|---|---|
| 行列の形 | 係数行列に未知数のベクトルをかけると、右辺になる | |
| 列の見方 | の列の一次結合が、目標の に等しくなる | |
| 一次結合(線形結合) | ベクトルにスカラーをかけて、すべてたし合わせる — 線形代数の中心となる操作 |
方程式の一つ一つが直線を表します。解は、 と が交わるただ1つの点です。
列 と をそれぞれ何倍し、矢印の先に次の矢印の根元をつなげれば、目標の に届くでしょうか。
💡 この方法なら、どの目標にも届きます。ただし、2本の列が同じ直線に沿って並ぶ場合は別です。その場合は可視化3で調べます。
2本の列の一次結合が平面全体を埋め尽くすのはどんなときで、1本の直線につぶれてしまうのはどんなときでしょうか。
💡 チャレンジ:サンプルの点が1本の直線につぶれるまで、2列目を回転させてみましょう。そのとき、ほとんどの目標に対して は解なしになります。
問1
2つの未知数( と )についての2本の連立一次方程式を「行の見方」で見るとき、2次元では各方程式は幾何学的に何を表しますか。
✅ 正解です! 未知数が2つの一次方程式は、どれも1本の直線を描きます。解は、それらの直線が交わる点です。
❌ 惜しい! の組のうち、 のような1つの方程式を満たすものをすべて考えてみましょう。それらはどんな図形をつくりますか。
解答
2次元(未知数が2つ)では、各一次方程式は 平面上の直線を定めます。
今回の連立方程式では:
連立方程式の解は、これらの直線の交点 です。
注:3次元(未知数が3つ)では、各方程式は直線ではなく平面を定めます。
問2
列の見方では、今回の連立方程式を一次結合として書き直します:
この方程式を満たす と の値はどれですか。
✅ 正解です! 1列目を1つ分、2列目を2つ分たすと、ちょうど目標に届きます。
❌ 惜しい! 選んだ値を代入してみましょう。 を計算して、 になるか確かめてください。
解答
を確かめます:
ほかの選択肢はなぜ違うのでしょうか。
問3
正しいか誤りか:行列とベクトルの積 は、 の行の一次結合を、 の成分を重みとして計算したものである。
✅ 正解です! は、 の行ではなく列の一次結合です。 の各成分が、対応する列を何倍するかを決めます。
❌ 惜しい! がどう分解されるかをよく見てください。 の各列に、 の対応する成分がかかります。
解答:誤り
は、 の(行ではなく)列の一次結合で、その重みは の成分です:
これは、この動画の中心となる洞察の一つです:「行列にベクトルをかけるとき、皆さんは列を組み合わせています。」行列の形 は、列の見方をそのままコンパクトに書いたものなのです。
問4
行列 の2本の列が同じ方向を向いている(平行である)とします。連立方程式 について何が言えますか。
✅ 正解です! 平行な(従属な)列が張るのは1本の直線だけなので、 のほとんどの目標には届きません。
❌ 惜しい! 可視化3を思い出してください。列が平行なとき、その一次結合が覆うのは1本の直線だけで、平面全体ではありません。
解答:届かないベクトル が の中にあります。
2本の列が同じ方向を向いているとき、一次結合
はどれも、原点を通る1本の直線の上にあります(2本の列は平行なので、どんな重み付きの和もその方向にとどまります)。
直線は、 の1次元の部分集合にすぎません。ほとんどの目標のベクトル はその直線の上にないので、届きません。そうした に対して、連立方程式は解なしです。
これが一次従属(線形従属)という概念です:従属な列では、 全体を張ることはできません。
正解数:0 / 4