線形代数 · 第14回 · 動画1 · インタラクティブ教材
| 公式 | 名称 | 説明 |
|---|---|---|
| スカラー係数 | a に沿って何個分進むか | |
| 射影ベクトル | 直線上で b に最も近い点 | |
| 射影行列 | どんなベクトルも a を通る直線へ移す | |
| 重要な性質 | 対称かつ冪等 |
射影 は、 を通る直線上で に最も近い点です。誤差 は、いつも直線と直角に交わります。
💡 チャレンジ: の先端をドラッグして直線上に乗せてみましょう。誤差はゼロになり、 となります。
を定数倍すると、射影も同じ倍率で伸び縮みします。 を定数倍しても、射影はまったく同じ位置にとどまります。
💡 は の方向だけで決まります。分子と分母に余分に出てくる の因子は打ち消し合うからです。
行列 は平面全体を を通る直線へ押しつぶします(階数 1)。もう一度作用させても何も変わりません()。
Pv — どの像も直線上に乗る(階数 1)
P²v = Pv — 輪が矢印の先端に重なる(冪等)
問1
、 のとき、スカラー係数 はいくつですか?
✅ 正解です! aᵀb = 4、aᵀa = 14 なので、x̂ = 4/14 = 2/7 です。
❌ 惜しい! aᵀb(分子)と aᵀa(分母)を別々に計算してから、分数を約分しましょう。
解答:
内積を順に計算します:
答えは 2/7 です。
問2
射影行列の公式 において、分子 と分母 はそれぞれ何ですか?
✅ 正解です! 列 × 行 = 行列(外積)、行 × 列 = スカラー(内積)です。掛ける順序が大事です!
❌ 惜しい! サイズを考えましょう。a は n×1、aᵀ は 1×n です。それぞれの積はどんな形になるでしょうか?
解答:
は「列 × 行」(外積)で、 の行列です。どの列も の定数倍なので、階数は 1 です。
は「行 × 列」(内積)で、 のスカラーです。
ポイント: 掛ける順序が大事です! (外積) (内積)。
問3
正しいか誤りか: を に置き換えると、射影行列 は変わる。
✅ 正解です! 倍率は打ち消し合います。P は a の方向だけで決まり、長さにはよりません。
❌ 惜しい! 公式に 5a を代入して、分子と分母で何が打ち消し合うか見てみましょう。
解答:誤り。
を のところに代入します:
の因子は完全に打ち消し合います。 は の方向だけで決まり、大きさにはよりません。
問4
を を通る直線に射影すると、 が得られました。今度は を同じ直線にもう一度射影します。 は何ですか?
✅ 正解です! 冪等性(P² = P)により、もう一度射影しても同じ結果になります。影の影は、影そのものです!
❌ 惜しい! P² = P(冪等性)を思い出しましょう。すでに直線上にあるベクトルを射影すると、どうなるでしょうか?
解答:
冪等性()により:
幾何学的には、 はすでに を通る直線上にあります。直線上にすでにある点を同じ直線に射影しても、点は動きません。
影の影は、影そのものです。
正解数:0 / 4