線形代数 · 第16回 · 動画3 · インタラクティブ教材
| 公式 | 名称 | 説明 |
|---|---|---|
| ベクトルの射影 | が の方向に落とす影 | |
| 垂直な残差 | のうち に直交する部分 | |
| グラム・シュミットの直交化法(k 番目のステップ) | それまでのすべての影を引く | |
| 正規化 | 長さ 1 にそろえる |
を、 の方向に落ちた影と、残り に分けます。残りは に垂直で、それは がどこにあっても変わりません。
この打ち消し合いは、この でたまたま起きたのではなく、構造から来ています。 です。
倍率 を変えて を伸び縮みさせても、残差 が に垂直になるのはただ1つの値だけです。内積が 0 になるのはどこでしょうか?
は の一次式なので、0 になる比はただ1つ、 です。
影を引いてから、長さを整えます。傾いた組 が、同じ平面を張る正規直交な組 に変わります。
2次元では、どちらの基底も平面全体を張ります。本当の効き目が現れるのは高次元です。新しいベクトルはどれも元のベクトルの一次結合のままなので、部分空間はそのまま保たれ、その方向だけが正規直交に変わります。
問1
動画の計算例では、、 でした。
射影の比 はいくつですか?
✅ 正解です! 内積も長さの二乗もどちらも 3 なので、比は 3/3 = 1 です。
❌ 惜しい! 分子 (a·b) と分母 (a·a) を別々に計算してから、割り算しましょう。
解答:
分子:
分母:
比:
つまり、 をちょうど1つ分 から引けば、垂直な残差が得られます。
問2
正しいか誤りか:グラム・シュミットの直交化法を適用した後の新しい直交ベクトルは、元のベクトルとは異なる部分空間を張る。
✅ 正解です! グラム・シュミット法が変えるのは基底だけで、部分空間そのものは保たれます。
❌ 惜しい! 新しいベクトルがそれぞれどう作られるかを考えましょう。いつでも元のベクトルの一次結合になっています。
解答:誤り。
グラム・シュミット法は部分空間を保ちます。新しい直交ベクトルは、どれも元のベクトルの一次結合として作られます。
は と の一次結合なので、この二つが張る平面の中にあります。 と を組み合わせて届く点は、どれも と (あるいは と )を組み合わせても届きます。
動画でも言っていたとおりです。「平面は動いていません。変わったのは、その中に立てた道しるべだけです。」
問3
動画の例の続きです。、 で、射影の比は です。
残差ベクトル はどれですか?
✅ 正解です! 確かめてみると、A · B = 1(0) + 1(−1) + 1(1) = 0 で、垂直です! ✓
❌ 惜しい! 成分ごとに (1, 0, 2) − (1, 1, 1) を計算しましょう。符号に気をつけてください。
解答:
成分ごとに計算します。
検算:
内積が 0 なので、 と が直交していることが確かめられました。
問4
5本の一次独立なベクトルにグラム・シュミットの直交化法を適用します。5本目のベクトルを直交化するとき、射影の項をいくつ引く必要がありますか?
✅ 正解です! k 本目のベクトルでは、射影を (k − 1) 回引きます。すでに確立した方向一つにつき1回です。
❌ 惜しい! k 本目のベクトルからは、1本目から (k − 1) 本目までのベクトルへの射影を引きます。k = 5 のとき、項はいくつになるでしょうか?
解答:
番目のベクトルに対するグラム・シュミット法の一般公式は次のとおりです。
のとき、和は から までなので、引く射影は 4 つです。
パターンは次のとおりです。
| ベクトル | 引く射影の数 |
|---|---|
| 0(そのまま受け入れる) | |
| 1 | |
| 2 | |
| 3 | |
| 4 |
新しいベクトルは、すでに確立したすべての直交方向について、その方向への影を取り除かなければなりません。
正解数:0 / 4