線形代数 · 第2回 · 動画2 · インタラクティブ教材
| 概念 | 公式 / 規則 | 説明 |
|---|---|---|
| 列の見方 | 行列 × 列ベクトル = 列の一次結合 | |
| 行の見方 | 行ベクトル × 行列 = 行の一次結合 | |
| 消去行列 | から始めて、 を の位置に置く | 倍した 行目を 行目から引く |
| 消去全体 | 消去行列の積 上三角行列 |
行ベクトルに を掛けると、 の行が混ざり合います。では、 は何になるでしょうか。
を1つだけ の の位置に置くと、 は にどんな行基本変形を行うでしょうか。
と は同じ結果になるでしょうか。 の位置と、最後に得られる形に注目します。
💡 結合法則があるので、くくり方は変えられます()。しかし可換ではないので、消去行列を掛ける順番は大事です。
問1
消去行列 は、成分 を の位置にもちます:
を左から掛けると、どんな行基本変形が行われますか。
✅ 正解です! E₂₁ は、1行目をピボットの行として2行目を変形します。成分が負なので、引き算になります。
❌ 惜しい! 添字 (2,1) が教えてくれます。対象は2行目、ピボットは1行目です。成分が負なので、たし算ではなく引き算です。
解答:2行目を「2行目 − 3·(1行目)」で置き換えます。
の添字は、対象 = 2行目、ピボット = 1行目を表します。成分 は の位置にあります。
の2行目は です。左から掛けると、次のようになります:
乗数は なので、行列には を置きました(符号は常にマイナス)。この操作は引き算をします。
問2 · 正しいか誤りか
行列の積は結合法則を満たすが、可換ではない。つまり、 は常に成り立つが、一般には である。
✅ 正解です! 結合法則があるので、くくり方は自由に変えられます。しかし可換性は成り立たず、行列の積では順番が大事です。
❌ 惜しい! よく読んでください。この文は「結合法則が成り立つ」と「可換性が成り立たない」の2つを主張しています。どちらも正しい主張です!
解答:正しい
結合法則が成り立つとは、かっこを自由に付け替えられるということです: どちらも同じ結果 になります。✅
可換性が成り立つなら、順番を入れ替えてもよいことになります。しかし:
の位置:。順番が大事なのです!❌
問3
3行目から1行目の 倍を引きたいとします。左から掛けたときにこれを行う消去行列はどれですか。
✅ 正解です! 乗数にマイナスを付けたものを、単位行列の の位置に置きます。
❌ 惜しい! 思い出してください。乗数にマイナスを付けたものを、単位行列の の位置に置きます。
解答:正しい行列では、 が の位置にあります:
乗数にマイナスを付けた を の位置に置くのは、3行目から1行目の 倍を引くからです。それ以外は単位行列のままです。
正解数:0 / 3