線形代数 · 第6回 · 動画2 · インタラクティブ教材
| 公式 | 名称 | 説明 |
|---|---|---|
| 行列とベクトルの積 | は の列の一次結合 | |
| 列空間 | 出力として得られるベクトル全体の集合 | |
| 階数(ランク) | ピボット列(一次独立な列)の数に等しい | |
| が解をもつ | 可解性 | は列空間に入っていなければならない |
3列目 は、届く範囲を少しも広げません。その重みは、1列目と2列目に振り分け直せます。
💡 動画の (, , )で、 を に置き換えると、重みは , になります。軸は の中の座標で、ピボット列 を基準に測っています。
一次独立な2本の列は、平面全体を埋め尽くします。 を と平行にすると、 は直線につぶれます。
💡 動画の の中の平面を、2次元に置き換えたものです。チャレンジ: になるまで を動かしましょう。その瞬間に平面は直線になり、 もその直線の上につぶれます。
が解をもつのは、ちょうど が列空間の直線の上にあるときです。予想してから確かめましょう。
💡 この2本の列は一次従属()なので、 はただの直線で、ほとんどの目標には届きません。動画で が階数2の列空間の外に出たのと同じ理屈です。
問1
行列とベクトルの積 を計算した結果を最もよく表しているのはどれですか。
✅ 正解です! x の各成分が A の列1本ずつの重みになり、出力はそれらの重み付きの和です。
❌ 惜しい! x の各成分が何をしているか考えましょう。各成分は、A の列を1本ずつ定数倍しています。
解答:
行列とベクトルの積 は次のようになります:
各成分 は、列 にかかる重みです。結果は、 が重みを与える の列の一次結合になります。これが、行列の積を列空間の立場から見る基本的な解釈です。
問2
動画の行列 は で、列は 、ただし です。 はいくつですか。
✅ 正解です! 3本の列のうち一次独立なのは2本だけなので、列空間は2次元です。
❌ よくある間違いです! 列が3本あるからといって、dim = 3 になるわけではありません。3列目は一次従属で、ただ乗りをしています!
❌ 惜しい! A の一次独立な列の数を数えましょう。
解答:dim C(A) = 2
には列が3本ありますが、 なので、3列目は一次従属です。一次独立なのは1列目と2列目だけで、これがピボット列です。
大切な教訓:列の数で次元が決まるわけではありません。数えるのは一次独立な列だけです!
問3
正しいか誤りか: が の 行列ならば、すべての に対して は解をもつ。
✅ 正解です! 階数 3 < 行の数 5 なので、C(A) は R⁵ 全体を埋め尽くしません。ほとんどのベクトル b には届きません。
❌ もう一度考えましょう。 階数を行の数と比べましょう。列空間は R⁵ 全体を埋め尽くすでしょうか。
解答:誤り
すべての に対して が解をもつには、列空間が 全体を埋め尽くさなければなりません:
ところが です。列空間 は の3次元の部分空間にすぎません。 のほとんどのベクトルはこの部分空間の外にあり、届きません。
連立方程式が解をもつためには、 が 個の条件を満たさなければなりません。
問4
行列 の列空間 に入らないベクトルはどれですか。
✅ 正解です! 動画で見たとおり、(0,0,0,1) では矛盾が生じます。このベクトルは列空間の平面から外れたところに浮かんでいます。
❌ 惜しい! それぞれのベクトルを x₁(1,2,3,4) + x₂(1,1,1,1) の形に書いてみて、矛盾が出ないか確かめましょう。
解答:(0, 0, 0, 1)
階数は 2 でピボット列は と なので、 となる必要があります。
(0, 0, 0, 1) を確かめる
残りの3つは、どれも に入っています
正解数:0 / 4