一変数の微積分 · 第1回 · 動画1 · インタラクティブ教材
| 公式 | 名称 | 説明 |
|---|---|---|
| 点と傾きによる直線の方程式 | を通る直線 — ごとに1本ずつ | |
| 1つ目の情報 — 点 | 値を計算するだけ。微積分は不要 | |
| 2つ目の情報 — 微分係数 | における接線の傾き | |
| における接線 | 2つの情報を組み合わせたもの |
ポイント: は、公式や規則、手順としてではなく、幾何学的な量、つまりある特定の1本の直線の傾きとして定義されています。その数に名前をつけることは、それを計算することとは違います。
傾き を1つ決めるごとに、 を通る直線が1本決まります。そのうち接線はちょうど1本だけです。
における接線に必要な数はちょうど2つです。そして、その2つはまったく別の世界からやってきます。
1つ目の情報 — 点
2つ目の情報 — 傾き
組み立てた直線の方程式
のまわりを拡大してみましょう。曲線にぴったり貼りついたままなのは接線だけです。
💡 この定義は数 に名前をつけますが、その値を作り出す手順は何も与えてくれません。定義はアルゴリズムではないのです。この隔たりを埋めることが、第1回の残りの課題です。
問1 · 接線を組み立てる
条件:、 のとき、 における の接線を求めてください。
接線に必要なのは点と傾きで、どちらも与えられています。
点と傾きによる直線の方程式に代入します。
検算: のとき ✓ です。この直線は傾き で を通ります。
問2 · 直線から2つの情報を読み取る
条件: における の接線が のとき、 と を求めてください。
はいくつですか?
はいくつですか?
点。接線はグラフに で接するので、直線と曲線はそこで同じ高さをもちます。
傾き。この直線はすでに傾きと切片の形 になっていて、 です。微分係数はこの接線の傾きとして定義されているので、
したがって で、曲線はそこで下がっています。数 は接線の 切片、つまり での高さにすぎず、 での については何も教えてくれません。
問3 · 接線を点から離れてたどる
条件:、 のとき、 での接線の高さを求めてください。
ステップ1 — 直線を組み立てる。、 より
ステップ2 — での値を計算する。
先に展開しても同じ結果になります。 で、 ✓ です。
注意: は での接線の高さであって、 ではありません。接線が曲線と一致することが保証されているのは だけです。 から離れると、曲線は自由に直線からそれていきます。
問4 · 山の頂上での微分係数
条件:上の可視化の曲線 は で山の頂上に達し、その高さは です。 を求めてください。
定義をそのまま使います。 とは、 における の接線の傾きそのものです。
なめらかな山の頂上では、曲線は上りを終え、まだ下り始めていません。ですから、そこでの接線は水平です。
接線そのものは 、つまり です。
よくある落とし穴: は「どれだけ高いか」(1つ目の情報、値の計算)に答え、 は「どれだけ急か」(2つ目の情報、微分係数)に答えます。同じ点についての、別々の数です。
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