一変数の微積分 · 第1回 · 動画3 · インタラクティブ教材
| 公式 | 名称 | 必要なもの |
|---|---|---|
| 導関数の定義 | 関数と基準点 | |
| の差分商(約分後) | 通分してから を約分する | |
| の導関数 | 極限 |
ポイント:最初に を代入すると、必ず になります。定義そのものが、分子と分母が一緒に 0 になるように作られているからです。代数で先に を約分しなければなりません。そうして初めて、極限はただの代入になります。
を小さくしていくと、 と を通る割線は における接線に変わります。
1〜4行目はどれも同じ数ですが、 を代入して意味をもつのは、そのうち最後の行だけです。
1 · 差分商
右へ1進むと、接線はちょうど だけ下がります。いつも下向きで、0 になることはありません。
💡 負の側の枝も同じ公式に従います。0 でないどんな でも は正なので、傾き は双曲線の両方の枝で負になります。
問1 · 公式を当てはめる
条件: のとき、 を求めてください。
定義から計算した の導関数は
では
確かめが2つあります。符号は負(曲線は下がる)、絶対値は小さい(軸から遠いところでは曲線はほぼ平ら)です。
問2 · 代入してよいのはいつか
条件: を微分する途中に現れる、互いに等しい4つの式。 とおいたときに、不定形ではなく有限の数が得られる最初の式を求めてください。
が各行をどう変えるかを追ってみましょう。
(a) :不定形です。
(b) :不定形です。
(c) :まだ不定形です。2つの は、まだ互いに約分されていません。
(d) :有限です。0 になるものも、発散するものもありません。
いつもの型:差分商を作り、 が約分されるまで代数で変形し、そのあとでただの代入として極限をとります。
問3 · 双曲線の接線
条件:曲線 上の の点。そこでの接線の傾きと、 の形での 切片を求めてください。
傾きは?
y 切片は?
ステップ1:接点。 なので、接線は で接します。
ステップ2:傾き。
ステップ3:点と傾きによる直線の方程式を書き、 について解く。
よって 、 です。
検算: では ✅ 接線は接点を通っています。
問4 · 公式を逆にたどる
条件: と、接線の傾きが になる の点。 を求めてください。
導関数を、求められている傾きに等しいとおきます。
なので
検算: ✅
のとき は限りなく大きくなるので、どんなに急な負の傾きも、この枝の上でちょうど1回ずつ現れます。そして、緩やかな傾きはどれも、ずっと右の方で現れます。
正解数:0 / 4